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【コラム】韓国の最大経済パートナー、ベトナムが中国に迫る日が来る(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
◆中国に代わる最高の生産基地

こうした「資本主義の流れ」はプラスの結果ばかりもたらすわけではない。ベトナムは外国資本の輸血で高速成長し、二極化をはじめとするマイナスの部分も生じている。国家体制は社会主義を守りながら市場は事実上資本主義を認める「脱社会主義」の典型的な現象だ。

何よりも二極化問題が台頭している。権力を持つ官僚と共産党幹部、裕福な自営業者、不動産所有者は新興富裕層に浮上した。数十万ドルの住宅で暮らして高級乗用車に乗り、子どもは海外に留学させる。全国民が一日三食を食べられない社会主義から抜け出すまでは良かったが、市場経済導入以降は貧富の差という新たな挑戦に直面している。


結局、ベトナムの未来は今からだと見なければいけない。外国資本の誘致で高度成長したが、独自の成長動力を確保したとは見なしがたいからだ。中国は外国資本を受け入れながら技術と知的財産を積極的に受け入れて自ら技術化し、今では韓国をはじめとする外国企業をむしろ脅かしている。こうした点でベトナムはしばらくは韓国企業の生産基地の役割を果たす。

ベトナムとの関係が深まり、「韓国-ベトナム経済副首相会議」も始まった。サムスン、LG、ヒョソン、クムホは大規模な生産団地建設のために投資した。ベトナム企業に対してハンファグループは4億ドル、SKは4億7000万ドルを投資した。経済成長率は6-7%にのぼる。

最近訪韓したベトナムのブオン・ディン・フエ副首相をはじめとする経済使節団は「30年間の経済改革を通じて高度成長を実現した」と述べた。国際資本を積極的に誘致し、市場開放を通じてグローバルバリューチェーンに早期に合流したのも成功の秘訣だ。ベトナムは徹底的な実用主義だ。韓国軍のベトナム戦争参戦についても韓国政府が謝罪の意を表明したが、未来思考的な関係を重視して拒否した。

キム・ドンホ/論説委員



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