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「血涙を流す聖母像、豚の血だった」···奇跡操作が物議

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

資料写真(写真は記事の特定内容と関係ありません)[Pixabay]

イタリアで「血の涙を流す聖母マリア像」で巡礼者を集めたある女性が「捏造」をめぐる論議に巻き込まれたと突然姿を消した。

11日(現地時間)、英紙ガーディアンによると、マリア・ジュゼッペ・スカルプーラさんという女性はイタリア・ローマ近くのブラッチャーノ湖畔にある村トレビニャーノ・ロマーノで血涙聖母像で数年間カトリック信者たちの注目を集めた。

シチリア出身のスカルプーラさんは2016年「聖母発現地」で有名なボスニアの巡礼地メジュゴリエで聖母像を購入しイタリアに戻る際、「聖母像が血の涙を流しながら私にメッセージを送っている」と主張した。


噂を聞いた信者たちは毎月3日、血涙聖母像を見て、スカルプーラさんを通じて聖母のメッセージを聞くためにブラチアーノ湖が見える公園に数百人ずつ集まった。ここはほとんど深刻な病気を患って治癒を望むなど切迫した人々が訪れた。巡礼者の間で彼は「聖者」(the Saint)と呼ばれた。

スカルプーラさんは患児を助けるために信者から寄付金を受けてきた。しかし、破産詐欺の前科者である彼はこの費用を公園内の敷地購入に使ったという。

押し寄せる巡礼者たちでメディアの関心と地域住民の不満が高まると、同地域を管轄するカトリック司教マルコ・サルビーさんは先月、この聖母像を調査すると発表した。

このような中、5日「聖母像の血涙が豚から出た」という主張が提起された。このような主張を展開した私設探偵アンドレア・カチオッティさんは「あまりにも多くの人が詐欺にあったと感じている」としてスカルプーラさんを地域警察と検察に告訴したと話した。現地メディアは、地元の検察が11日関連調査に着手したと報じた。

聖母像の血涙が豚の血だったという捏造をめぐる論議が巻き起こった翌日の6日、スカルプーラさんはトレビニャーノを離れたという。彼が運営するウェブサイトには「信者との出会いを一時的に中止する」というメッセージが上がっている。



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