米マサチューセッツ州所在のモデルナ本社。[中央フォト]
姜次官が明らかにした代表団の活動の核心結果は、▽モデルナのワクチン供給支障に対する謝罪▽8月に多くの量の供給と9月の早期供給などだ。だがこの日の会見でどれだけの量が、いつ入ってくるかは具体的に明らかにできなかった。モデルナが今週中に韓国政府に通知することにしたためだ。代表団まで派遣したが、依然としてモデルナの口だけ眺めている局面だ。韓国政府はモデルナと今年4000万回分の供給を受ける契約をした状態だ。現在の納品量は6.1%水準だ。
姜次官は「モデルナは韓国との信頼回復に向けすでに通知した供給量よりより多くの量の供給と9月の早期供給に向け最善を尽くすと話した。今週中に具体的な量と供給日程を通知するだろう」と話した。
慶尚南道(キョンサンナムド)医師会のマ・サンヒョク感染症対策委員長は「モデルナが韓国政府だけ特別扱いはできない状況。社交辞令で(より多くの量の供給発言などを)したのではないのかと思う」と話した。
一方、中央日報の取材を総合すると、韓国政府は5月にサムスンバイオロジックスとモデルナの間でワクチンの国内委託生産契約を締結した後、初回生産分を韓国国内向けに先に出荷してほしいと要請した。これに対しモデルナ側は「悪くない考えだ。良いアイデアだ」と答えたという。韓国政府は今回のモデルナ本社訪問の際もこの問題を再び取り上げた。姜次官はこの日「韓国側はワクチン供給の安定性確保次元、また、流通過程の効率化などの側面で(サムスンバイオロジックスの)委託生産分が韓国国内に供給されるのが望ましいという意見を(モデルナに)出した」と話した。
モデルナも肯定的な姿勢を見せたが、最終決定にはつながらなかった。姜次官は「委託生産と品質検査、許可などに相当な期間が必要とされるだけに持続的に協議していくことにした」と話した。サムスンバイオロジックスのワクチン完成品出荷時期は9月以降になると予想される。
この記事を読んで…