韓国野球代表チームが北京オリンピック（五輪）出場権を獲得したことで、関心は五輪本戦に向かっている。すでに北京五輪にはホームの中国をはじめ、地域予選を通過した米国・日本・キューバ・オランダなど５カ国の進出が決まっている。 今回の最終予選では韓国を含む３チームが本戦に進出することになり、北京では計８チームの間で争われる。

金卿文（キム・キョンムン）代表チーム監督は１２日、「８月の北京五輪本戦では今よりも強いチームをつくる」と語った。 昨年１２月のアジア予選で１位になった日本との再対戦に備え、最強チームを構成する計画だ。


前日、星野仙一日本代表チーム監督が戦力分析のため台湾入りしたことに関し、金監督は「日本は早くから相手チームの戦力分析をしてきたと聞いている」とし「日本は攻守・投手力・ベースランニングなど完璧なチーム。 つけ入るスキはほとんどない」と評価した。

一方、今回の最終予選を見守った日本の戦力分析官らは韓国の戦力向上に驚いているようだ。 三宅博・日本代表チーム戦力分析官は「李承燁（イ・スンヨプ、読売）の加勢で韓国打線につながりがでてきた」とし、弱点を尋ねると「ない」と答えた。 また「金洸鉉（キム・クァンヒョン、ＳＫ）と金善宇（キム・ソンウ、斗山）が印象的だった」とし、代表チームに新たに合流した２投手に注目した。