韓国は９日“国民打者”李承燁の活躍でメキシコを６－１と圧勝した。

３連勝をあげた韓国は台湾とトップタイを走り、五輪本選舞台に一歩近づいた。メキシコ戦を勝利で飾ったことにより、韓国は４～５戦目で五輪出場が確定する５勝を無難に達成する可能性が高まった。韓国の４、５戦の相手が弱体スペインとドイツだからだ。

前日オーストラリア戦で３ランを含み３打数３安打４打点を決めて１６－２とコールドゲーム勝ちを導いた李承燁のバットは、この日も休まずに回った。今度は短打２本（３打数）だったが、その価値は本塁打２本と違いはなかった。


初安打は０－０だった４回に出た。メキシコの好投でチャンスがつかめなかった韓国は４回、先頭打者コ・ヨンミンがセンターオーバーの二塁打を放ち、チャンスをつかんだ。次の打者は李承燁。１回裏攻撃１死二塁から内野ゴロで退いたのと似ている状況だった。しかし李承燁は２度目の機会は逃さなかった。時速１３７キロの直球を返してセンター前安打とした。二塁走者コ・ヨンミンがホームを踏んで点数は１－０。

５回メキシコに同点ソロを許した韓国は６回、イ・テックンの犠牲フライで再びリードを奪ったが、僅差で勝負は予測できない状況だった。その上、６回まで安打数はメキシコが６で、韓国（５ ）より多かった。

ここで李承燁が再びチャンスをものにする。２－１でリードした８回、イ・ヨンギュの四球とコ・ヨンミンの安打で作った無死一、二塁から右前適時打を打った。二塁走者イ・ヨンギュがホームを踏んで３－１とした。

李承燁の安打で余裕ができた代表チームはイ・ジョンウクの三塁打で５－１と点差を広げて勝負を決めた。先発のキム・グァンヒョン（２０、ＳＫ）の好投も光った。 キム・グァンヒョンは６回を６７球、７被安打１失点でチーム勝利に貢献した。続いて投げたファン・ドゥソン（２イニング）、チョン・デヒョン（１イニング）も無失点と好投した。

韓国は１０日、スペインと戦う。