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<南大門火災>崇礼門に侵入しても罰金2万ウォン・・・情けない文化財保護

10日夜から11日未明にかけて国宝第1号の崇礼門が火に包まれた。これとともに文化財管理の問題点を指摘する声が高まっている。

1907年、日帝は崇礼門と連なっていた城郭を壊し、周囲に道路を作って孤立させた。棄損の心配はほとんどなかった。また崇礼門の周辺は道路で囲まれているため一般市民が近づくのは容易ではなかった。2006年3月に100年ぶりに開放されたが、1階のみ開放を限定したため破損される確率は高くなかった。

これまでの事件としては91年8月、酒に酔った50代の男が盗んだ乗用車に乗り崇礼門の出入口に突進して門を破損するという事件があった。また、97年2月にもやはり泥酔した30代の男が日本人観光客とともに写真を撮影しようと統制区域の中へ侵入して逮捕される事件があっただけだ。


したがって今回の火災の責任は文化財庁をはじめとし中区庁、警察に集中している。焼けた崇礼門には1、2階に消火器8台しか配置されていなかった。そのほかに消防感知器などは設けられていなかった。

特に一般開放後、監視体系が粗末で誰でも崇礼門に侵入できるという点も事故の原因として指摘されている。開放時間の午前10時から午後8時以外の入場が摘発されても軽犯罪処罰法によって罰金2万ウォン(約2270円)が適用されるだけだ。





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