対ドルのウォン相場が14日の夜間取引で20ウォン以上高騰して1400ウォンを超えた。
ブルームバーグによると、この日ソウル外国為替市場でウォン相場は午後6時25分基準1ドル=1394.02ウォンを記録した。午後3時30分に1420.20ウォンで昼間取引を終えた後一気に26ウォン以上ウォン高が進んだ。ユーロや円など主要6通貨に対するドルの価値を示すドル指数も14日午後3時30分の100.90から100.42まで下がった。ドル安で円相場は同じ時間に147円台から145円まで急騰するなどアジアの通貨もともに上昇した。
韓国政府によると、企画財政部のチェ・ジヨン国際経済管理官(次官補)が5日にアジア開発銀行(ADB)年次総会が開かれたイタリアのミラノで米財務省のカプロス次官補と会い1時間ほど為替相場関連の実務交渉を進めた。今回の為替相場交渉で米政府は「貿易不均衡を解消するために対ドルのウォン相場を切り上げるべき」という趣旨の主張をしたという。韓国政府関係者は「市場運営の原則に対して相互理解を共有し、今後議題について議論していくことにした」と説明した。ただ実務交渉でどのような細部議論があったかについては言及を避けた。これまで市場では両国間の貿易交渉で米国が為替相場を交渉のレバレッジにすると予想してきた。
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