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ハマス「航空機で49階建てビル攻撃」…イスラエル版9・11計画していた

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

イスラエルの首都テルアビブの最高層ビル、49階建てのアズリエリセンター [中央フォト]

昨年10月7日にイスラエルを奇襲攻撃したパレスチナの武装組織ハマスが、当初は首都テルアビブの超高層ビル攻撃などはるかに規模が大きい攻撃を計画していたことが明らかになった。

ニューヨークタイムズ(NYT)などは13日、「イスラエル軍がガザ戦争中にハマス指揮所で発見した58ページ分の電子記録と文書を入手した」と報じた。イランのミサイル攻撃に対する再報復の決行を目前にした時点に、イスラエル軍がハマスの秘密文書を公開したのだ。

イスラエル軍は「1月末にハンユニスのハマス司令部を捜索中にこの文書を発見した」と明らかにした。


この文書は、昨年10月の奇襲攻撃を控え、ハマス政治軍事指導者で構成された小規模グループの10件の秘密計画会議録や書簡で構成されている。

文書によると、ハマスは数年前から「はるかに致命的な」テロ攻撃を計画していた。航空機などを動員してイスラエル最大都市テルアビブの高層ビルを崩壊させる「9・11テロ(米同時多発テロ)」と似たレベルの大規模テロを計画し、このためにイランに支援を要請してきた。目標物にはショッピングモールと軍事指揮センター、テルアビブ最高層ビルの49階建てアズリエリタワーなどが含まれた。

また、当初は2022年秋「大規模プロジェクト」という作戦名でイスラエルに対する攻撃を実行する計画だったが、イランとヒズボラを説得して攻撃に引き込むために実行の時期を遅らせた事実も明らかになった。

2021年6月にはハマスのガザ地区指導者ヤヒヤ・シンワル氏らがイランの支援を要請する書簡を送り、「2年以内にイスラエルを完全に倒す」と約束したりもした。

それだけでなくハマスは昨年のイスラエル攻撃の効果を最大化するため、2021年からの2年間はイスラエルとの衝突を意図的に避けながらハマスが平穏だという認識をイスラエル指導者に与える戦略も駆使したことが分かった。

しかし国連のイラン代表部とヒズボラは会議録の内容を否認した。

イラン代表部は「すべての計画、意思決定および指揮はガザ地区にあるハマス軍事組織により単独で実行された」とし「これをイランやヒズボラと一部または全部を結びつけようとする主張は信憑性がなく、ねつ造されたものだ」と主張した。

ヒスボラ報道官もCNNのインタビューで「殉教した指導者ナスララ師が述べたように、ヒズボラはハマスが10月7日に実行した『アルアクサの洪水』作戦について知らなかった」と否認した。



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