資料写真[Pixabay]
韓国統計庁が28日に発表した「2023年出生統計」によると、昨年の婚姻以外の出生児は1万9200人で全出生数230万人の4.7%と集計された。
妊娠可能な女性1人が生涯に産むことが予想される子どもの数である合計特殊出生率は0.72人で前年の0.78人より低くなった。これは経済協力開発機構(OECD)加盟国で最低であり、平均である1.51人の半分にも満たない数値だ。合計特殊出生率が1未満の国も韓国が唯一だった。
人口1000人当たりの出生数を示す粗出生率は4.5人で0.4人減少した。
婚姻状態別に見ると、婚姻中の出生児の割合は95.3%、婚外子(非婚出産)の割合は4.7%となった。
非婚出産は昨年より0.8ポイント増え、1981年の関連統計作成開始以降で最大値を記録した。
非婚出産の割合は2017年の1.9%から2018年に2.2%に上昇した後、2020年に2.5%、2021年に2.9%と毎年過去最高の割合を記録している。
続けて2022年に3.9%と3%台を記録し、昨年には5%に迫る4.7%を記録した。
ただこれは41.5%に達するOECD加盟国の平均婚外出生率と比較すると低い方だ。
母親の年齢別出生率(15~49歳の女性1000人当たり出生数)は30代初めが66.7人で最も高かった。30代後半が43.0人、20代後半が21.4人と続いた。
平均出産年齢は33.6歳で前年比0.1歳上がった。初出産年齢は33.0歳でOECD加盟国のうち最も高かった。OECD平均の初出産年齢は29.5歳だった。
35歳以上の妊婦の割合は36.3%で前年比0.6ポイント高まった。
出生児の父親の平均年齢は36.1歳で昨年より0.1歳上昇した。年齢別の割合は30代後半が37.0%で最も高く、30代初めが35.1%、40代初めが15.4%の順だった。
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