現代自動車グループは昨年、海外の生産基地13カ所で自動車367万9426台を生産したと集計された。韓国国内では海外よりやや少ない355万2700台を生産した。
韓国自動車モビリティー産業協会(KAMA)によると、昨年、現代車・起亜の自動車生産台数は計723万2126台と、前年(678万76台)比で6.67%増加した。うち49.1%(355万2700台)は国内生産で、現代車と起亜車がそれぞれ194万6447台、160万6253台だった。
海外工場の場合、現代車は米国・インド・中国・トルコ・チェコ・ブラジル・インドネシア・シンガポールの8カ所で224万3664台を、起亜は米国・中国・スロバキア・メキシコ・インドの5カ所で143万5762台を生産した。
年度別に見ると、国内外総生産台数は2014年に800万2987台でピークとなった後、2020年には603万7571台まで落ちたが、昨年また700万台を回復した。海外生産台数も2013年(410万8055台)に400万台を超えた後、388万3325台(2019年)から311万1895台(2020年)に減少し、昨年パンデミック以前の水準を回復した。
◆現代車生産拠点…浮上するインド、沈む中国
海外生産基地の中では「新興市場」として浮上するインドで最も多くの自動車を生産した。海外生産全体の29.5%にのぼる108万4878台がインド産だった。米国72万7000台(19.76%)、中国39万4249台(10.71%)、スロバキア34万224台(9.52%)、チェコ34万500台(9.25%)などが後に続いた。
年間生産台数の増加幅が最も大きい地域はトルコだった。トルコでは昨年24万2100台を生産し、前年比で16.33%増えた。人件費と物流費が安いトルコは「欧州の自動車工場」と呼ばれ、現代車をはじめとするグローバル自動車企業が生産基地を置いている。現代車グループはトルコのほか東欧のスロバキア(12.6%)とチェコ(5.6%)でも生産を増やした。米国生産基地でも8%ほど生産が増えた。現代車グループのグローバル革新センター(HMGICS)があるシンガポールでは昨年初めて595台が生産された。
一方、中国工場での生産台数は前年比で4.39%減少した。中国で現代車の販売がピークだった2016年には現地工場で182万9922台を生産したが、2019年(95万6591台)に100万台を割り、昨年は39万4249台まで減少した。THADD(高高度防衛ミサイル)韓国配備以降、中国国内の販売台数が急減したうえ、現地自動車との競争が激しくなり、現代車グループが中国生産台数を縮小してきた影響だ。中国事業の構造改変で現代車グループは一時は5カ所まで増えた中国の生産拠点を3カ所に減らし、1カ所(常州)をまた売却する方針だ。
中国のほかインドネシア(-3.54%)、メキシコ(-3.4%)、ブラジル(-2.27%)などの国でも生産台数が減少した。またロシア-ウクライナ戦争の余波でロシア・サンクトペテルブルク現代車工場では昨年、自動車を1台も生産できなかった。2012年から自動車を年間20万台以上も生産してきたロシア工場は2022年5月に生産を停止し、先月、ロシア企業に1万ルーブル(約1万6000円)で売却された。
一方、現代車グループの国内外生産比率はほぼ同じ水準になった。2011年には国内生産比率が52.54%だったが、翌年から徐々に低下し、2016年には41.03%まで低下した。新型コロナ感染が拡大した2020年には海外工場のシャットダウンなどで国内生産比率が48.46%まで上がり、その後は47%台を維持し、昨年は49.12%まで上がった。
韓国自動車モビリティー産業協会(KAMA)によると、昨年、現代車・起亜の自動車生産台数は計723万2126台と、前年(678万76台)比で6.67%増加した。うち49.1%(355万2700台)は国内生産で、現代車と起亜車がそれぞれ194万6447台、160万6253台だった。
海外工場の場合、現代車は米国・インド・中国・トルコ・チェコ・ブラジル・インドネシア・シンガポールの8カ所で224万3664台を、起亜は米国・中国・スロバキア・メキシコ・インドの5カ所で143万5762台を生産した。
年度別に見ると、国内外総生産台数は2014年に800万2987台でピークとなった後、2020年には603万7571台まで落ちたが、昨年また700万台を回復した。海外生産台数も2013年(410万8055台)に400万台を超えた後、388万3325台(2019年)から311万1895台(2020年)に減少し、昨年パンデミック以前の水準を回復した。
◆現代車生産拠点…浮上するインド、沈む中国
海外生産基地の中では「新興市場」として浮上するインドで最も多くの自動車を生産した。海外生産全体の29.5%にのぼる108万4878台がインド産だった。米国72万7000台(19.76%)、中国39万4249台(10.71%)、スロバキア34万224台(9.52%)、チェコ34万500台(9.25%)などが後に続いた。
年間生産台数の増加幅が最も大きい地域はトルコだった。トルコでは昨年24万2100台を生産し、前年比で16.33%増えた。人件費と物流費が安いトルコは「欧州の自動車工場」と呼ばれ、現代車をはじめとするグローバル自動車企業が生産基地を置いている。現代車グループはトルコのほか東欧のスロバキア(12.6%)とチェコ(5.6%)でも生産を増やした。米国生産基地でも8%ほど生産が増えた。現代車グループのグローバル革新センター(HMGICS)があるシンガポールでは昨年初めて595台が生産された。
一方、中国工場での生産台数は前年比で4.39%減少した。中国で現代車の販売がピークだった2016年には現地工場で182万9922台を生産したが、2019年(95万6591台)に100万台を割り、昨年は39万4249台まで減少した。THADD(高高度防衛ミサイル)韓国配備以降、中国国内の販売台数が急減したうえ、現地自動車との競争が激しくなり、現代車グループが中国生産台数を縮小してきた影響だ。中国事業の構造改変で現代車グループは一時は5カ所まで増えた中国の生産拠点を3カ所に減らし、1カ所(常州)をまた売却する方針だ。
中国のほかインドネシア(-3.54%)、メキシコ(-3.4%)、ブラジル(-2.27%)などの国でも生産台数が減少した。またロシア-ウクライナ戦争の余波でロシア・サンクトペテルブルク現代車工場では昨年、自動車を1台も生産できなかった。2012年から自動車を年間20万台以上も生産してきたロシア工場は2022年5月に生産を停止し、先月、ロシア企業に1万ルーブル(約1万6000円)で売却された。
一方、現代車グループの国内外生産比率はほぼ同じ水準になった。2011年には国内生産比率が52.54%だったが、翌年から徐々に低下し、2016年には41.03%まで低下した。新型コロナ感染が拡大した2020年には海外工場のシャットダウンなどで国内生産比率が48.46%まで上がり、その後は47%台を維持し、昨年は49.12%まで上がった。
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