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【コラム】まだドルに代わる通貨は見えない(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「米ドル覇権に亀裂が生じ始めた」という見方がまた登場した。いくつか事件が重なった。登場人物も華麗だ。ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、ルーラ・ブラジル大統領、習近平中国国家主席、ムハンマド・ビン・サルマン・サウジアラビア皇太子、プーチン露大統領などがスポットライトの主役だ。

◆ルーラ大統領「ドルの世界支配状況終えるべき」

まずはラガルド総裁による17日の米外交問題評議会での演説。ラガルド総裁は「いくつかの国が中国人民元やインド・ルピーなど代替通貨の使用を増やそうとしている」とし「ドルやユーロの基軸通貨の地位をもう当然のこととして受け止めてはいけない」と述べた。これに先立ち13日にはルーラ大統領による中国上海の新開発銀行での発言があった。ルーラ大統領は「ドルが世界貿易を支配する状況を終えなければいけない」と声を高めた。


ブラジルと中国の密着は目を引く。ルーラ大統領と習主席は首脳会談で「両国は全面的パートナー関係」と宣言した。両国は両国間の輸出入決済と金融取引にドルの代わりに自国通貨の人民元とレアルを使うことで合意した。また、米国が主導する国際金融決済網「国際銀行間通信協会」(SWIFT)の代わりに、中国が構築した「人民元国際決済システム」(CIPS)を利用することにした。

中国とサウジアラビアの接近も目立つ。習主席は昨年12月、サウジを訪問し、サルマン皇太子と包括的戦略パートナー関係を結んだ。当時、習主席はガルフ産油国の石油と天然ガスを人民元で購入したいという意思を明らかにした。原油決済はドルだけでするという米国とサウジ間の「ペトロダラー」体制を揺るがす提案だった。中国は世界最大の石油輸入国だ。まだサウジと中国の石油取引が人民元で決済されたという話はない。しかし両国間の人民元使用は動き始めている。最近、中国輸出入銀行がサウジ国営銀行に人民元の貸出を行い、サウジ国営石油企業アラムコは中国石油化学企業の栄盛石化株10%を取得して人民元で決済することにした。

中国とロシアの関係も深まっている。習主席は先月、ロシアを国賓訪問し、プーチン大統領と全面的な協力強化に合意した。西側の制裁で孤立したプーチン大統領は中国との貿易が切実であり、習主席は原油生産大国であるロシアの人民元決済が必要だった。プーチン大統領は「我々は人民元をロシアだけでなくアジア、アフリカ、南米などでも使用できるよう支援する予定」と約束した。

南米の経済大国ブラジル、中東の産油大国サウジ、そして中国とロシアを結びつけている一連の事案はすべて、米ドルを人民元など他の通貨に置き換えようという流れの上にある。中国が望むように人民元の国際地位が強化され、ドル覇権を脅かす構図だ。これに先立ちインドは昨年末からロシア産油を露ルーブルで購入し始めた。

◆ラガルド総裁、「脱ドル貨幣」の動きを警告

ラガルドECB総裁が米外交政策の本山である外交問題評議会で「ドルの基軸通貨地位を当然視すべきでない」と強調したのは、中国・ロシア・サウジ・インドなどで表れている「脱ドル貨幣」の動きを警告したとみることができる。なら、果たして米ドルの覇権的地位は揺らいでいるのだろうか。揺らいでいるのならどの程度か。統計から見てみよう。

◆為替取引の88%、貿易取引の半分が米ドル

国際決済銀行(BIS)によると、全世界の通貨取引の88%(双方取引の総合は200%)は米ドルで行われている(2022年基準)。他の通貨は米ドルと比較してはるかに少ない。ユーロの取引比率は31%で、2010年の39%と比べて落ちている。中国人民元の比率は20年前の1%未満から7%以上に大きく増えたが、存在感は大きくはない。これがすべてではない。SWIFT決済網で使用された米ドルは1月基準で45.4%と1位を守っている。2位のユーロが33.3%、日本円が4.3%、人民元が1.3%だった。

また国債や貿易取引のおよそ半分が米ドルだ。いかなる基準であれ、どの通貨もまだ米ドルとは比較にならない。

ところが世界各国の外貨準備高の比率変化推移をみると、やや異なる様相が表れる。国際通貨基金(IMF)によると、2022年10-12月期に米ドルが世界外貨準備高に占める比率は58.4%で断然トップだ。

しかし2001年10-12月期にはこの比率が71.5%だった。2008年のグローバル金融危機を迎えて65%以下に落ち、2020年10-12月期以降は60%を割っている。20年間に10ポイント以上も下落した。半面、ユーロは同じ期間に19.2%から20.5%に、日本円は5%から5.5%に小幅上昇した。人民元は2022年10-12月期に2.7%となった。

統計を総合すると、いくつかの絵が見える。一つは、米ドルの圧倒的な地位は変わらないが、米ドルの領土を少しずつ他の通貨が蚕食しているということだ。ブルームバーグによると、ユリゾンSLJキャピタルのスティーブン・ジェン最高経営責任者(CEO)は昨年の外貨準備高で米ドルの減少ペースが過去20年間の平均の10倍にのぼるとし、「脱米ドルが驚くペースで進んでいる」と主張した。もう一つの絵は、「脱米ドル」の動きにもかかわらず、ユーロや人民元など他の通貨がすぐに米ドルの地位に追いつくことはないということだ。


【コラム】まだドルに代わる通貨は見えない(2)

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