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「サッカーの皇帝」ペレさん危篤…父を抱きしめた娘「一緒にもう一晩を」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

がん闘病中の「サッカーの皇帝」ペレさんが娘を抱いたまま病床に横たわっている。[インスタグラム キャプチャー]

「私たちはこの戦いの中で信頼を持って一緒にいるつもりだ。一緒にもう一晩だけ」。

大腸がん闘病中の「ブラジルサッカーの皇帝」ペレさん(82)。彼の娘ケリー・ナシメントさんが24日(韓国時間)、ソーシャルメディアのインスタグラムに病床に横になっている父親を抱いている写真を載せて残したコメントだ。写真の中のペレさんは娘を抱いたままベッドに横たわっている。

スペインメディア「マルカ」は24日、「様々なニュースによると、82歳のペレさん(1940年生まれ)ががん闘病で敗れる危機に直面しているが、娘は依然として父親が回復すると信じている」と伝えた。


ペレはブラジル・サンパウロのアルベルト・アインシュタイン病院で治療を受けている。クリスマスを病院で過ごし、兵馬と死闘を繰り広げている。ペレは昨年8月、右側結腸にがん腫瘍が発見され、9月に除去手術を受けた。その後、病院を行き来しながら抗がん治療を受けていたが、11月29日に心不全症や全身浮腫、精神錯乱症状などで再入院した。結局、自宅でクリスマスを過ごす計画をやめ、医師らと相談して病院で治療を続けることにした。

医療スタッフは22日、「ペレさんのがんがさらに進んでいることが把握された。心臓と腎臓機能障害に関連して、より多くの治療が必要だ」と明らかにした。新型コロナの感染で悪化したペレさんの呼吸器症状については言及しなかった。マルカによると、最近ペレの状態は悪化し、これ以上抗がん治療の効果がないという。痛みを緩和することに役立つ治療だけを受けているという。

25日、AP通信など外信によると、ペレさんの家族がアルベルト・アインシュタイン病院に続々と集まっている。息子でエジーニョとして知られるエジソン・ショウビ・ナシメントさんも病院に到着した。ブラジル南部のサッカークラブで働くエジーニョは前日、医療スタッフだけが父親を助けることができるとし、お見舞いに行かないと明らかにしたが、1日で病院を訪れた。エジーニョはソーシャルメディアに父親の手を握っている写真を掲載した。

ペレさんはソーシャルメディアを通じてカタールワールドカップ(W杯)で優勝を収めたアルゼンチンのリオネル・メッシを祝ったりもした。2年前、「サッカーの神」と呼ばれるディエゴ・マラドーナ(アルゼンチン)を天国に送ったサッカーファンは、ペレさんの快癒を祈っている。ペレさんはブラジル代表としてワールドカップを3回(1958年・1962年・1970年)制覇した。ネイマールとともにブラジル国際Aマッチ最多ゴール(77ゴール)保有者であり、非公式試合を含めると1280ゴール以上を入れたサッカー史上最も偉大な選手の一人だ。



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