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<W杯サッカー>「第2戦のジンクス」にまた泣いた…韓国崩れた守備、ガーナに2-3で惜敗

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

16日、カタール・ドーハのアル・エグラ・トレーニングセンターで黒のマスクを着用して練習に参加した孫興民(ソン・フンミン)。頬骨と鼻の周囲を覆う形で、側面には白の背番号「7」が入っている。 キム・ヒョンドン記者

韓国サッカーが再びワールドカップ(W杯)「第2戦の悪夢」に苦しめられ沈み込んだ。2010年の南アフリカ大会から12年ぶりのW杯ベスト16進出の夢もかすんできた。

ベント監督率いるFIFAランキング28位の韓国は28日にカタールのアルラヤンで行われたW杯カタール大会グループリーグ第2戦で61位のガーナと対戦し、2得点を決めた趙圭誠(チョ・ギュソン)の活躍にもかかわらず、前半に2点、後半に1点の3点を失点し2-3で敗れた。

24日のウルグアイ戦で0-0の引き分けを記録し勝ち点1を記録した韓国は、伏兵ガーナに敗れグループリーグで敗退の危機に追いやられた。これに先立ちポルトガルに2-3で敗れたガーナは韓国を下して勝ち点3を獲得し起死回生した。


韓国サッカーの慢性病である「W杯第2戦で勝ちなし」のジンクスが繰り返された。韓国は1954年のスイス大会でW杯の舞台を初めて踏んでから11回の大会で36試合に臨み6勝20敗10分けを記録しているが、第2戦は7敗4分けでガーナ戦を含め一度も勝っていない。韓国はガーナとの対戦戦績でも7戦で3勝4敗と劣勢に転じた。

流れは8年前の2014年ブラジル大会当時のグループリーグでのアルジェリア戦(2-4敗)と同じだった。前半序盤に一枚上手の組織力を前面に出し雰囲気を握るかと思われたが、ガーナの波状攻勢が始まると不甲斐なく崩れた。その後得点と失点を繰り返すゴール争奪戦の中でスコアを狭めることができなかった。

前半24分と34分にガーナのDFモハメド・サリスとMFモハメド・クドゥスに連続失点した韓国は後半に入り戦列を整えてドラマチックに同点に追いついた。ストライカーの趙圭誠が後半13分と16分、それぞれ李康仁(イ・ガンイン)と金珍洙(キム・ジンス)のクロスを頭で受け連続得点した。

趙圭誠はウルグアイ戦で交代出場後、イケメン選手として熱い関心を集めた。インスタグラムのフォロワーが2万人から73万人に垂直上昇した。軍チームの金泉尚武(キムチョン・サンム)所属時代にはW杯出場に向けウェイトトレーニングに没頭して筋肉を付けた。ガーナ戦での2ゴールは容貌で注目されていたイケメン攻撃手がW杯の舞台で実力を見せつけた瞬間でもあった。

だがチーム敗北で趙圭誠の漫画のようなストーリーはハッピーエンドにつなげられなかった。2-2で拮抗する状況が続いていた後半23分、韓国はガーナのクドゥスに追加点を取られ沈み込んだ。

ベント監督はガーナの選手らの優れたスピードと体格を考慮し、筋肉負傷中のDF金敏在(キム・ミンジェ)を先発起用するなど思い切った作戦に出たが、相手の波状攻勢を1人で阻止するには力不足だった。

これに先立ちウルグアイとの第1戦で0-0で引き分けた韓国はガーナ戦敗北により欧州の強豪でFIFAランキング9位のポルトガルとの第3戦に必ず勝たなければならないというプレッシャーを抱えることになった。ポルトガル戦は来月4日に同じ会場で開かれる。



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