2014年4月16日のセウォル号沈没事故を体験した10代の高校生は、8年が過ぎたいま20代になった。2022年10月29日に発生した梨泰院(イテウォン)での圧死事故の犠牲者は156人のうち20代が104人(1日午前11時警察発表基準)で最も多い。セウォル号と梨泰院の事故を相次いで体験した20代のトラウマをチェックしなければならないという声が出ている。
国立健康精神センター国家トラウマセンター長のシム・ミニョン氏は1日、CBSラジオのニュース番組に出演し、「セウォル号事故の当事者は言うまでもなく、間接的であってもトラウマ経験をとても若い年齢でしたもの。また、同じ年齢帯の友人が惨事に遭う姿を累積して見ることになった世代になる格好」と話した。
シム氏は、「梨泰院事故の主要死亡者層は20代だが、彼らはセウォル号事故当時10代ではなかったか。世代的にはどんな影響を及ぼすか」という進行者の質問に、「トラウマがどの程度加重され続けるか、累積するかは極めて重要だ」としてこのように話した。
シム氏は「私もその年齢層の人たちがとてもつらいかもしれないと考えた。こうした事故が累積することにより社会がとても危険であるとか、われわれ自信をとても無力に感じるかと思いとても懸念している」と付け加えた。
シム氏はトラウマあるいは心的外傷後ストレス障害(PTSD)を克服するためには回復弾力性(危機後に回復する力)を育てなければならないとし、「事件・事故に遭うのは自分で選択できないが、その後克服する力は育てることができ、それはとても重要なカギになる」と話した。その上で「自分にはつながっている人がいると感じる連結感、自分が問題をコントロールして解決できると感じる統制感などが高い時に回復弾力性が高いと言う」と説明した。
シム氏は大型災害をめぐり各種の悪質な書き込みやデマ拡散問題に対し、「連結感がないのを超え、非難やデマなど否定的な反応にさらされた時にさらにつらくなることがある。トラウマそのものより衝撃がもっと大きくなることもある」として自制を呼び掛けた。
先月29日にソウルの梨泰院の路地で発生した圧死事故の人命被害はこの日午前11時基準で死亡156人(男性55人、女性101人)、負傷151人と集計された。年齢帯別死亡者は20代が104人で最も多く、30代が31人、10代が12人、40代が8人、50代が1人となった。
国立健康精神センター国家トラウマセンター長のシム・ミニョン氏は1日、CBSラジオのニュース番組に出演し、「セウォル号事故の当事者は言うまでもなく、間接的であってもトラウマ経験をとても若い年齢でしたもの。また、同じ年齢帯の友人が惨事に遭う姿を累積して見ることになった世代になる格好」と話した。
シム氏は、「梨泰院事故の主要死亡者層は20代だが、彼らはセウォル号事故当時10代ではなかったか。世代的にはどんな影響を及ぼすか」という進行者の質問に、「トラウマがどの程度加重され続けるか、累積するかは極めて重要だ」としてこのように話した。
シム氏は「私もその年齢層の人たちがとてもつらいかもしれないと考えた。こうした事故が累積することにより社会がとても危険であるとか、われわれ自信をとても無力に感じるかと思いとても懸念している」と付け加えた。
シム氏はトラウマあるいは心的外傷後ストレス障害(PTSD)を克服するためには回復弾力性(危機後に回復する力)を育てなければならないとし、「事件・事故に遭うのは自分で選択できないが、その後克服する力は育てることができ、それはとても重要なカギになる」と話した。その上で「自分にはつながっている人がいると感じる連結感、自分が問題をコントロールして解決できると感じる統制感などが高い時に回復弾力性が高いと言う」と説明した。
シム氏は大型災害をめぐり各種の悪質な書き込みやデマ拡散問題に対し、「連結感がないのを超え、非難やデマなど否定的な反応にさらされた時にさらにつらくなることがある。トラウマそのものより衝撃がもっと大きくなることもある」として自制を呼び掛けた。
先月29日にソウルの梨泰院の路地で発生した圧死事故の人命被害はこの日午前11時基準で死亡156人(男性55人、女性101人)、負傷151人と集計された。年齢帯別死亡者は20代が104人で最も多く、30代が31人、10代が12人、40代が8人、50代が1人となった。
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