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「麻薬との戦争」宣言した韓国政府、捜査予算増額0ウォン…その理由は(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
反面、イ・ウォンソク検察総長が麻薬とあわせて「4大犯罪」と規定して厳しい対応方針を明らかにしたストーキング犯罪・デジタル性犯罪・児童虐待犯罪など社会的弱者を対象とした犯罪捜査予算は前年比14.7%(5億6500万ウォン)増となる44億1400万ウォンが編成された。児童虐待犯罪で被害児童の証言の信憑性を判断して分析する専門分析官8人を増員して、彼らの処遇を改善するための4億7100万ウォンが増額の大部分を占めた。

韓長官が処遇改善を約束した矯正分野は▼刑務所運営(1.7%) ▼服役者の受容・教化(3.4%) ▼少年保護(3.8%) ▼犯罪予防機関の運営(12.6%)--など予算が大きく膨らんだ。特にストーキング・性暴行犯罪の再発を防ぐための電子監督(電子足輪など)の予算が11.8%(32億3000万ウォン)増えた。

法務部はこれを通じて「約10万5000人余りの個人情報を登録・管理する高危険群専門担当制が2023年以降に定着し、出所予定高危険性犯罪者に対する電子監督の管理が強化されるだろう」と期待した。


科学捜査インフラ構築予算も昨年(86億7600万ウォン)より11.9%(10億3100万ウォン)増となる97億700万ウォンで策定されたが、増額のほとんど(10億7800ウォン)が仮想資産追跡および分析装備の購入予算だった。先端犯罪およびデジタル捜査関連の予算は前年比10.5%(11億4500万ウォン)減となる97億7400万ウォンを編成しながらも、仮想資産不正取引分析および追跡プラットフォーム構築研究費は2億800万ウォンを新規に反映した。

法務部は「国内の国家機関そのものの仮想通貨追跡システムを開発し、国内の実情に合った違法仮想資産の追跡・分析プラットフォームを構築し、毎年外国製ソリューション使用料として支払う20億ほどの費用削減効果とともに違法仮想資産流通から国民と国家次元の経済的損失防止に大きく寄与するだろう」と明らかにした。最近検察は仮想通貨を利用した違法外国為替取引、テラ・ルナ暴落事態など仮想通貨関連の特別捜査に力を入れている。

一方、法務部の予算は昨年(4兆1192億8400万ウォン)より1.3%(544億6500万ウォン)増となる4兆1737億4900万ウォンが編成された。このうち検察予算は昨年比2.2%(73億6200万ウォン)増となる3409億4000万ウォンが編成された。検察運営は8.7%(104億6200万ウォン)、公判および刑執行は0.6%(2億7900万ウォン)、刑事司法先進化は19.9%(5800万ウォン)増加したが、検察業務情報化は6.8%(29億5500万ウォン)、捜査支援および力量強化は0.4%(4億8200万ウォン)減少した。具体的な事業予算は今後の国会審議過程で変わる場合もある。

検察運営に関しては、家宅捜索時の公正性強化のためにウェアラブル(wearable・着用可能な)カメラ導入予算を2億2600万ウォン増額し、公判活動に関しては捜査資料など記録運搬用電動カートを導入するために8億6100万ウォンを増やす予算も含まれた。


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