韓国では今月から電気・ガス料金引き上げられる。
韓国電力は昨年決定した引き上げ分に追加の引き上げ分を加え、電気料金引き上げ幅を1kWh(キロワット時)あたり7.4ウォンに決定したと先月30日、発表した。
大企業など大容量の使用者に対する差等引き上げもある。300キロワット以上の使用者を対象とする産業用高圧電気料金の場合、最高1kWhあたり11.7ウォンの引き上げとなり、エネルギーを多く使用する企業の負担が増える。
住宅用、飲食店など一般用都市ガス料金も1MJ(メガジュール)あたり2.7ウォン引き上げられる。住宅用料金は15.9%、一般用は16.4%上昇する。電気と都市ガスを同時に使用する世帯の場合、この2つの公共料金負担が月7670ウォンずつ増えるという計算だ。
政府は韓国電力の赤字とガス公社の未収金問題、エネルギー価格暴騰、物価高、ウォン安ドル高を考慮し、引き上げを先延ばしするのは難しいと明らかにした。ロシア発天然ガス価格の暴騰でガスと電気を作る費用が増え、ウォン安ドル高も進み、韓電が発電会社から電力を買い入れる価格が9月に1kWhあたり255ウォンと過去最高になった。
しかし公共料金同時引き上げで追加の物価上昇が懸念される。政府は消費者物価上昇率が0.3%ポイントさらに上昇すると分析した。
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