韓国与党「国民の力」の権性東(クォン・ソンドン)院内代表が8日、院内代表辞任を宣言した。張済元(チャン・ジェウォン)議員とともに「尹核関〔尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領側の主要関係者〕」に挙げられた権院内代表は、今後の役割や歩みについては「ゆっくり考えてみる」とし、余地を残した。
権院内代表はこの日午後、国会で記者会見を行い、「与党院内代表辞退の意思を明らかにする」とし、「党は新任院内代表選出のための手続きを迅速に行ってほしい」と述べた。国民の力は19日に議員総会を開き、後任の院内代表を選出する計画だ。権院内代表は「辞任の意思を固めて久しいが、今になって表明せざるを得なかった。党憲・党規改正や新しい非常対策委員会転換のために院内代表としてしなければならないことがあったからだ」と述べた。
4月8日に選出された権院内代表は任期1年を満たすことなく5カ月で退くことになった。尹錫悦大統領と同い年で親しく交流してきた権院内代表は、院内代表就任の第一声で垂直的な党・青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)の関係を打破すると語っていた。
◆鄭鎮碩「尹核関、意地の悪いフレーム…副議長兼職は意見集める」
しかし、権院内代表は任期中、様々な議論の中心に立った。就任直後には民主党といわゆる「検収完剥(検察捜査権完全剥奪)」法案に合意した後、翌日に覆してリーダーシップの危機に直面した。7月8日、党倫理委員会が李俊錫(イ・ジュンソク)前代表の多重懲戒を決めた後、すぐに党代表職務代行体制を宣言して収拾に乗り出したが、大統領室の「私的採用」論争の中心に立ったこともあった。特に尹大統領が李前代表を「内部射撃代表」と批判したテレグラムのメッセージが権院内代表の携帯電話を介して露呈したことが決定打だった。その後、党の混乱が加速化し、「尹核関」グループも分化を越え、分裂した。
この日の辞退会見で権院内代表は「私の不注意で携帯メールが公開されたのは私の過ち」と認め、最も残念な点として「党の葛藤と混乱を早期に収拾できなかった点」を挙げた。ただし、「尹核関」という表現について「それによって政権交代の先頭に立った多くの方が心の傷を負っている」とし、「そのような表現は控えてほしい」と求めた。
権院内代表は今後の歩みについては余韻を残した。権院内代表は次期党代表出馬の有無や公職参加などに関する質問に「しばらく休みながら党と国のためにどんな役割をするか、今後ゆっくり考えてみる」と述べ、即答を避けた。
このような中、国民の力は同日、全国委員会を開き、非常対策委員会の設置案件と、非常対策委員長に国会副議長を務めている鄭鎮碩(チョン・ジンソク)議員を任命する案件を議決した。非常対策委員任命のための常任全国委は、秋夕(チュソク、中秋)連休が終わった後、人選が終わり次第開くことにした。
新任の鄭鎮碩(チョン・ジンソク)非常対策委員長は同日、非常対策委員の人選について、「(党の革新委員長を務める)崔在亨(チェ・ジェヒョン)議員にぜひ参加をお願いしたい」と述べた。しかし、崔議員は電話取材に「非常対策委員会が発足するほど党は非常状況でないと主張してきた私が非常対策委員を担うのは適切でないということを鄭委員長に伝えた」と述べた。
非常対策委員選任問題の他にも「鄭鎮碩非常対策委員会」の前には暗礁が少なくない。李前代表が申請した仮処分によるリスクが依然として残っている。この日、李前代表は追加で仮処分申請書を裁判所に提出した。全国委が議決した非常対策委設置、非常対策委員長任命の効力の停止を求める要請と鄭委員長の職務も停止を求める要請だ。裁判所は14日、李前代表が既に提出していた党憲改正効力停止などの仮処分申請と共に、これを審理する予定だ。鄭委員長は、李前代表との和解の可能性について「肯定的な結末を予想するには、局面が進み過ぎた」とし、「(李前代表が)結局は戻れない川を渡ったのではないかと、そのように思う」と述べた。
鄭委員長が「親尹(親・尹錫悦)」の核心人物であるため、党内で依然として否定的な気流があるという点は今後の非常対策委の運営に負担になるおそれがある。趙慶泰(チョ・ギョンテ)国民の力議員は「(『尹核関』が)後退すると言いながら、内容的にはさらに強化するような感じを与えるならば、党員や国民を愚弄する行為になる」と批判した。このような指摘に対して鄭委員長は、「『親尹』だとか『尹核関』だとか、非常に意地の悪いフレーム」とし、「文在寅(ムン・ジェイン)政府時代に核心だった任鍾ソク(イム・ジョンソク)、チョ・グク氏を『文核関(文在寅大統領の核心関係者)』と名付けたか」と反論した。
鄭委員長の国会副議長兼職も論争になっているが、鄭委員長はこれについて、この日「議員たちの話を聞いてみる」と述べた。
権院内代表はこの日午後、国会で記者会見を行い、「与党院内代表辞退の意思を明らかにする」とし、「党は新任院内代表選出のための手続きを迅速に行ってほしい」と述べた。国民の力は19日に議員総会を開き、後任の院内代表を選出する計画だ。権院内代表は「辞任の意思を固めて久しいが、今になって表明せざるを得なかった。党憲・党規改正や新しい非常対策委員会転換のために院内代表としてしなければならないことがあったからだ」と述べた。
4月8日に選出された権院内代表は任期1年を満たすことなく5カ月で退くことになった。尹錫悦大統領と同い年で親しく交流してきた権院内代表は、院内代表就任の第一声で垂直的な党・青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)の関係を打破すると語っていた。
◆鄭鎮碩「尹核関、意地の悪いフレーム…副議長兼職は意見集める」
しかし、権院内代表は任期中、様々な議論の中心に立った。就任直後には民主党といわゆる「検収完剥(検察捜査権完全剥奪)」法案に合意した後、翌日に覆してリーダーシップの危機に直面した。7月8日、党倫理委員会が李俊錫(イ・ジュンソク)前代表の多重懲戒を決めた後、すぐに党代表職務代行体制を宣言して収拾に乗り出したが、大統領室の「私的採用」論争の中心に立ったこともあった。特に尹大統領が李前代表を「内部射撃代表」と批判したテレグラムのメッセージが権院内代表の携帯電話を介して露呈したことが決定打だった。その後、党の混乱が加速化し、「尹核関」グループも分化を越え、分裂した。
この日の辞退会見で権院内代表は「私の不注意で携帯メールが公開されたのは私の過ち」と認め、最も残念な点として「党の葛藤と混乱を早期に収拾できなかった点」を挙げた。ただし、「尹核関」という表現について「それによって政権交代の先頭に立った多くの方が心の傷を負っている」とし、「そのような表現は控えてほしい」と求めた。
権院内代表は今後の歩みについては余韻を残した。権院内代表は次期党代表出馬の有無や公職参加などに関する質問に「しばらく休みながら党と国のためにどんな役割をするか、今後ゆっくり考えてみる」と述べ、即答を避けた。
このような中、国民の力は同日、全国委員会を開き、非常対策委員会の設置案件と、非常対策委員長に国会副議長を務めている鄭鎮碩(チョン・ジンソク)議員を任命する案件を議決した。非常対策委員任命のための常任全国委は、秋夕(チュソク、中秋)連休が終わった後、人選が終わり次第開くことにした。
新任の鄭鎮碩(チョン・ジンソク)非常対策委員長は同日、非常対策委員の人選について、「(党の革新委員長を務める)崔在亨(チェ・ジェヒョン)議員にぜひ参加をお願いしたい」と述べた。しかし、崔議員は電話取材に「非常対策委員会が発足するほど党は非常状況でないと主張してきた私が非常対策委員を担うのは適切でないということを鄭委員長に伝えた」と述べた。
非常対策委員選任問題の他にも「鄭鎮碩非常対策委員会」の前には暗礁が少なくない。李前代表が申請した仮処分によるリスクが依然として残っている。この日、李前代表は追加で仮処分申請書を裁判所に提出した。全国委が議決した非常対策委設置、非常対策委員長任命の効力の停止を求める要請と鄭委員長の職務も停止を求める要請だ。裁判所は14日、李前代表が既に提出していた党憲改正効力停止などの仮処分申請と共に、これを審理する予定だ。鄭委員長は、李前代表との和解の可能性について「肯定的な結末を予想するには、局面が進み過ぎた」とし、「(李前代表が)結局は戻れない川を渡ったのではないかと、そのように思う」と述べた。
鄭委員長が「親尹(親・尹錫悦)」の核心人物であるため、党内で依然として否定的な気流があるという点は今後の非常対策委の運営に負担になるおそれがある。趙慶泰(チョ・ギョンテ)国民の力議員は「(『尹核関』が)後退すると言いながら、内容的にはさらに強化するような感じを与えるならば、党員や国民を愚弄する行為になる」と批判した。このような指摘に対して鄭委員長は、「『親尹』だとか『尹核関』だとか、非常に意地の悪いフレーム」とし、「文在寅(ムン・ジェイン)政府時代に核心だった任鍾ソク(イム・ジョンソク)、チョ・グク氏を『文核関(文在寅大統領の核心関係者)』と名付けたか」と反論した。
鄭委員長の国会副議長兼職も論争になっているが、鄭委員長はこれについて、この日「議員たちの話を聞いてみる」と述べた。
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