文化体育観光部の黄熙（ファン・ヒ）長官は３０日、日本の萩生田光一文部科学相、中国の胡和平文化観光相とともに第１２回韓日中文化相会合をオンラインで開催し、パンデミック時代の文化交流案を話し合った。文化体育観光部が明らかにした。

韓日中の文化相は３国間の文化交流協力を再開し発展させるための共同宣言文である「北九州宣言」を採択した。今回の会議は日本の北九州で昨年開かられる予定だったが、新型コロナウイルスのため１年延期され、日本が主催するオンライン会議の形で進められた。

共同宣言では、新型コロナウイルス感染拡大の影響で各国の文化分野が深刻な影響を受けているが、文化・芸術活動と交流が人々をつなぐ重要な手段であることを確認し、ポストコロナ時代に最先端技術を活用した新たな文化芸術交流案をまとめ推進していくことで意見をまとめた。


３カ国の文化相は東アジア文化都市交流とともに、今後対面と非対面での会合を通じ東南アジア文化都市と欧州文化首都との交流をはじめ、２０２２年の北京冬季五輪を契機に韓日中共同文化芸術プログラムを推進することで合意した。

合わせて新型コロナウイルスで冷え込んだ国立博物館、国立図書館、国立劇場など公共文化芸術機関と民間文化芸術機関の協力が韓日中文化交流の根幹であることを確認し、文化芸術機関間のパートナーシップを強化することにした。

黄長官は「新型コロナウイルスの影響にも３カ国間の文化交流と協力の重要性を確認する席だった。今回の議論を基に非対面時代の新たな文化交流案を持続し話し合っていきたい」と話した。