中国官営メディアが13日、韓国最大野党「国民の力」の李俊錫(イ・ジュンソク)代表を激しく非難した。
愛国主義が色濃い環球時報は「米国メディアが結局、中国に必死に抵抗する韓国の若手指導者を見出したが、詳しく見ると…」と題する記事を掲載した。その第一文から過激だった。「李俊錫代表がブルームバーグ通信とのインタビューで中国に悪意の発言をした」とし「香港の武装暴動を韓国の『光州(クァンジュ)事件』を使って当てこすり、『民主世界の敵と戦わなければならない』と話した」と非難した。
あわせて「李代表は2019年の香港混乱を支持する『民主化運動』に参加するために香港に行った」と付け加えた。香港事態に対する中国人の反感を刺激して李代表を批判したといえる。
李代表は前日、米ブルームバーグ通信とのインタビューで香港民主化運動に対して「私は彼らの残忍性(cruelty)を見た」とし「とても強い単語であることは知っているが、1980年代光州民主化運動での残忍な衝突とデモのような場面を描写する時、このような単語を使わなければなければならないと学校で学んだ」と話した。また「私たちは民主主義の敵と戦わなければならないことははっきりしている」としながら「『中国政府の残忍さ』に対抗するだろう」と話した。
環球時報は海外ネットユーザーの反応を引用する形で「80年代生まれの韓国政治家の発言が非常に幼稚で頭が悪い」「国際関係における将来を考慮する必要がないゲームのようにとらえている」と非難したりもした。
メディアは李代表の発言を保守政党が支持を集めるための手段だと主張した。「韓国最大保守政党の党首として保守勢力が頼みの綱にしている外勢に迎合してご機嫌取りをするほかなかったため」というものだ。同紙によれば、国民の力は米国に迎合して機嫌を取る政党だということだ。
続いて李代表が文在寅(ムン・ジェイン)政府を親中国的だと批判した点を取り上げて「次期大統領選挙に対する支持を引き出すために現政権を攻撃した」としながら「大衆の関心を引くための試みで、韓中関係を害する『急進主義的イデオロギー』を採用するべきではない」と主張した。
復旦大学韓国研究センターの鄭継永教授は環球時報英字版である「Global Times(グローバルタイムズ)」とのインタビューで「李氏は中国や他国の情勢について知っていることがほとんどない政治『新人』で、党に対する認識を変えようとする『インターネット芸能人』」と軽蔑した。
中国官営メディアのこのような興奮をめぐり、これまで韓国の政治家は与野党を問わず中国に対して発言を控えてきたため、中国メディアが李代表に毒舌を浴びせているのではないかとの観測も出ている。
また、香港問題に対する中国側の鋭敏な感情が再確認されたという見方もある。それでも隣国の主要政党代表に対して人身誹謗を彷彿(ほうふつ)とさせるような非難を浴びせること自体、中国が周辺国を見る普段の態度を示したという指摘だ。
愛国主義が色濃い環球時報は「米国メディアが結局、中国に必死に抵抗する韓国の若手指導者を見出したが、詳しく見ると…」と題する記事を掲載した。その第一文から過激だった。「李俊錫代表がブルームバーグ通信とのインタビューで中国に悪意の発言をした」とし「香港の武装暴動を韓国の『光州(クァンジュ)事件』を使って当てこすり、『民主世界の敵と戦わなければならない』と話した」と非難した。
あわせて「李代表は2019年の香港混乱を支持する『民主化運動』に参加するために香港に行った」と付け加えた。香港事態に対する中国人の反感を刺激して李代表を批判したといえる。
李代表は前日、米ブルームバーグ通信とのインタビューで香港民主化運動に対して「私は彼らの残忍性(cruelty)を見た」とし「とても強い単語であることは知っているが、1980年代光州民主化運動での残忍な衝突とデモのような場面を描写する時、このような単語を使わなければなければならないと学校で学んだ」と話した。また「私たちは民主主義の敵と戦わなければならないことははっきりしている」としながら「『中国政府の残忍さ』に対抗するだろう」と話した。
環球時報は海外ネットユーザーの反応を引用する形で「80年代生まれの韓国政治家の発言が非常に幼稚で頭が悪い」「国際関係における将来を考慮する必要がないゲームのようにとらえている」と非難したりもした。
メディアは李代表の発言を保守政党が支持を集めるための手段だと主張した。「韓国最大保守政党の党首として保守勢力が頼みの綱にしている外勢に迎合してご機嫌取りをするほかなかったため」というものだ。同紙によれば、国民の力は米国に迎合して機嫌を取る政党だということだ。
続いて李代表が文在寅(ムン・ジェイン)政府を親中国的だと批判した点を取り上げて「次期大統領選挙に対する支持を引き出すために現政権を攻撃した」としながら「大衆の関心を引くための試みで、韓中関係を害する『急進主義的イデオロギー』を採用するべきではない」と主張した。
復旦大学韓国研究センターの鄭継永教授は環球時報英字版である「Global Times(グローバルタイムズ)」とのインタビューで「李氏は中国や他国の情勢について知っていることがほとんどない政治『新人』で、党に対する認識を変えようとする『インターネット芸能人』」と軽蔑した。
中国官営メディアのこのような興奮をめぐり、これまで韓国の政治家は与野党を問わず中国に対して発言を控えてきたため、中国メディアが李代表に毒舌を浴びせているのではないかとの観測も出ている。
また、香港問題に対する中国側の鋭敏な感情が再確認されたという見方もある。それでも隣国の主要政党代表に対して人身誹謗を彷彿(ほうふつ)とさせるような非難を浴びせること自体、中国が周辺国を見る普段の態度を示したという指摘だ。
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