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中国産「裸キムチ」問題で…韓国食薬処「輸入キムチ現地調査を推進」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

非衛生を指摘した中国SNS上の掲示物。 ウェイボー キャプチャー

3月に裸のまま腰まで浸かってキムチを作る映像が広まり、中国産キムチに対する韓国国民の不安が強まっている中、政府が輸入キムチの衛生管理を強化するために現地調査を推進すると明らかにした。

食品医薬品安全処(食薬処)は15日、こうした内容の「輸入キムチ安全・安心対策」を発表した。今回の対策の主な内容は▼すべての海外キムチ製造業者に対する現地調査の推進▼HACCP(ハサップ)適用のための「輸入食品法」施行規則など下位規定の整備▼営業者対象の輸入キムチ検査命令制施行の強化▼消費者参加の輸入キムチ安全管理の推進▼オンライン世界地図を基盤にした輸入キムチ工場情報の提供--など。

まず、海外キムチ製造業者109カ所を直接訪問して調査する案を推進する。食薬処は韓国に入ってくる食品を加工・生産するすべての海外食品製造業者を登録管理し、このうち危害のおそれがある食品や消費が多い食品の場合、製造業者を現地調査している。2016ー19年に輸出履歴があるすべてのキムチ製造業者87カ所を1回以上調査した。


今年も昨年1年間に通関段階で非適合判定を受けた製造業者と新規輸出海外キムチ製造業者の26カ所を優先して現地調査している。来年から2025年までは毎年20カ所ずつ点検し、すべての海外キムチ製造業者(3月基準109カ所)を調査する予定だ。新型コロナのため現場調査が難しい場合、遠隔映像で非対面点検を併行する計画だ。

また、輸入キムチへのHACCP適用を推進する。HACCPとは、食品の安全性を保証するため、食品の原材料生産、製造、加工、保存、流通を経て消費者が最終的に食品を摂取する直前までのそれぞれの段階で発生するおそれがあるすべての有害な要素を体系的に管理する科学的な衛生管理体系をいう。食薬処は国内キムチ製造業者と同じく海外キムチ製造業者にもHACCPを適用するよう「輸入食品法」施行規則など下位規定を整備することにした。

非適合輸入キムチの国内流入を遮断するために通関検査も強化する。食薬処は危害発生のおそれがある食品の場合、食薬処長が指定した試験機関で精密検査を受けさせる「検査命令制」の施行を強化する。3月10日に「裸キムチ」映像が広がった後、食薬処は通関段階で輸入キムチ検査を強化し、非適合製品は返送または廃棄している。

このほか、消費者団体などと協力し、消費者(衛生監視員)が輸入キムチと原材料(ニンニク、粉トウガラシなど)製品を流通・販売する卸・小売業者、飲食店、集団給食所など約1000カ所の衛生管理実態を調査し、キムチと原材料(250件)を直接購入して食薬処指定の専門検査機関に検査を依頼するよう支援する。

透明な情報公開のため7月からオンライン世界地図を基盤に輸入キムチ製造業者、輸入現況など関連情報がひと目で分かる「輸入統計サービス」も運営する予定だ。食薬処は「国民と意思疎通をする輸入食品安全管理政策を通じて、消費者が輸入食品を安心して安全に消費できるよう最善の努力をする」と明らかにした。



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