4日、江原道平昌郡大関嶺面の橋の下で農民が収穫した高冷地ダイコンを箱に詰めている。箱が雨に濡れないよう2キロほど離れた畑からダイコンをトラクターで運んだ。 パク・ジノ記者
パクさんはこの畑を3.3平方メートル(1坪)あたり1万3000ウォンで借りてハクサイを栽培、販売している。地主はハクサイの播種をするだけで、その後はパクさんが人を集めて作業をする。農薬散布など畑の管理には1坪あたり3000ウォンの追加費用がかかり計1万6000ウォンとなる。パクさんは「1坪あたりハクサイ10個を収穫するが、ハクサイ3個で1万ウォンを受ければ1坪あたり3万ウォン残る」とし「しかし人件費と運送費、手数料を除けばほとんど何も残らない」とため息をついた。
◆一銭でも多く受けようと雨の日に出荷
高冷地ダイコンで有名な平昌郡大関嶺面横渓里もダイコン価格の暴落に苦しんでいる。この日訪れた横渓里(フェンゲリ)の橋の下では収穫した高冷地ダイコンを箱詰めする作業が行われていた。
作業員は2キロほど離れた畑からトラクターで運んできたダイコンを箱に入れていた。現場で会ったカンさん(58)は「今日のように雨の日に売ってこそ少しでも多くの金額を受けることができる」とし「20キロ1箱基準で1万5000ウォンを受けてこそ維持が可能だが、これまではずっと生産原価以下だった」と話した。
現場で会った作業員と産地流通人はハクサイとダイコンの価格暴落の主な原因に中国産キムチの輸入急増を挙げた。韓国農水産食品流通公社によると、2009年に14万8124トンだったキムチ輸入量は毎年増え、昨年は29万742トンと倍に増えた。このうち3トンほどを除いた29万739トンが中国産キムチだ。
チョンさん(74)は「中国産キムチが国産キムチの3分の1の価格なので、頑張って栽培しても競争にならない」とし「人件費、箱代、運賃などの費用を除けば3-4億ウォンの負債が生じるしかない」と不満を吐露した。
中国産キムチの襲撃に「ダイコン・ハクサイ栽培しても残るのは借金だけ」=韓国(2)
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