ソウル東部地裁刑事合意11部(部長イ・サンユン)は25日、自身が著述した歴史学術書で旧日本軍による元慰安婦の名誉を傷つけた疑惑で起訴された朴裕河(パク・ユハ)世宗(セジョン)大学教授に無罪判決を言い渡した。朴教授は、慰安婦をテーマにした著書『帝国の慰安婦』で「慰安婦の本質は売春だ」「旧日本軍による強制動員はなかった」などの内容を指摘した疑惑で、2015年に在宅起訴された。
裁判所は判決理由で「名誉毀損の疑惑と認められるような事実を書いた部分を確かめてみたところ、『慰安婦の中には自発的な慰安婦も何人かいた』という一部の内容だけが事実に当たる」とし、「この部分も最低1万5000人と推定されている旧日本軍による元慰安婦の数を考慮すれば、特定の慰安婦被害者の名誉を傷つけた事実を書いたものと解釈し難い」と無罪判決の理由を明らかにした。
裁判所は、「正しい意見だけを守るとしたら、意見の競争による学問的表現の自由は存在できない」とし、「韓国社会は被告人の主張に対して合理的な競争や論争を経て旧日本軍による元慰安婦に対する歴史的事実を導き出す能力がある」と付け加えた。
裁判所は判決理由で「名誉毀損の疑惑と認められるような事実を書いた部分を確かめてみたところ、『慰安婦の中には自発的な慰安婦も何人かいた』という一部の内容だけが事実に当たる」とし、「この部分も最低1万5000人と推定されている旧日本軍による元慰安婦の数を考慮すれば、特定の慰安婦被害者の名誉を傷つけた事実を書いたものと解釈し難い」と無罪判決の理由を明らかにした。
裁判所は、「正しい意見だけを守るとしたら、意見の競争による学問的表現の自由は存在できない」とし、「韓国社会は被告人の主張に対して合理的な競争や論争を経て旧日本軍による元慰安婦に対する歴史的事実を導き出す能力がある」と付け加えた。
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