例えば私たちには植民地化の元凶として知られているが明治時代の憲法と政治制度を設計した伊藤博文の日記を読みながら、当代の政治外交史を自然に理解するようにさせていた。戦後の平和憲法を制定して日米同盟の締結を主導した吉田茂の回顧録も読みながら現代日本がどんな戦略のもとで再建国されたかを理解させていた。それで重要な政治家らが亡くなればその遺族たちが日記や著作など故人の関連資料を主な大学の図書館に寄贈して研究資料として提供していた慣行も、韓国の現実と比較して興味深かった。
数年前、米国の大学で1年休暇をとって研修をした時も似たような経験をした。ハーバード大学など米国の名門大学では学生たちにジョージ・ワシントンやアレクサンダー・ハミルトン、トーマス・ジェファーソンなど米国建国の過程で重要な役割を果たした人物が残した文書を教養書籍のように読んでいた。こうした過程を通じて若い世代に建国の精神を自然に継承するようにしていると思われた。日本の名門大学と同じように米国大学でも、歴史学科ではなく政治学科など社会科学分野でこのような政治外交史の教育を強調しているのも印象深かった。
【コラム】歴史の正しい記憶を望むならば…=韓国(2)
数年前、米国の大学で1年休暇をとって研修をした時も似たような経験をした。ハーバード大学など米国の名門大学では学生たちにジョージ・ワシントンやアレクサンダー・ハミルトン、トーマス・ジェファーソンなど米国建国の過程で重要な役割を果たした人物が残した文書を教養書籍のように読んでいた。こうした過程を通じて若い世代に建国の精神を自然に継承するようにしていると思われた。日本の名門大学と同じように米国大学でも、歴史学科ではなく政治学科など社会科学分野でこのような政治外交史の教育を強調しているのも印象深かった。
【コラム】歴史の正しい記憶を望むならば…=韓国(2)
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