中国の習近平国家主席(中央フォト)
李熙玉成均中国研究所長=北朝鮮と中国の間で議題が合意せず、習主席の平壌訪問が実現していないと見るべきだ。今回、韓中首脳会談が終われば、朝中間にいくつか対話のモメンタムが作られる可能性がある。厳密に言えば、李明博(イ・ミョンバク)政権当時も今も韓米関係、北東アジア安保状況など全体的な枠組みは大きく変わっていない。にもかかわらず韓中関係がよく見えるのは、日中間の葛藤や北朝鮮の挑発による問題のため、一種の錯覚効果が作動しているからだ。今回の会談はこのような錯覚現象を正し、韓国が主導的に構造的・戦略的協力関係に方向を定めていく契機にならなければいけない。
「韓中関係、格上げを急ぐより充実が重要」(2)
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