キャプション=北朝鮮が金日成の「抗日闘争」の証拠とした写真(右)。崔賢〔チェ・ヒョン、崔竜海(チェ・ヨンヘ)労働党秘書の父親〕が中央に位置する左の原本写真から右の安吉(アン・ギル)を左に移して金日成が中央に来るように操作した。(中央フォト)
ところで金正恩の立場では悩みになる大きな課題がある。北朝鮮の政権基盤である「抗日」の旗をどのように降ろすべきかという問題だ。祖父の金日成(キム・イルソン)が朝鮮民主主義人民共和国を樹立(1948年9月9日)し、前面に出したイデオロギーと日朝修交という現実の調和だろう。事実、金日成はいわゆる抗日闘争革命エピソードを作るために操作と美化・誇張などの過程を経なければならなかった。ソ連軍将校時代の1941年に兵営で産んだ息子・金正日の出生年度を変えて「白頭山(ペクトゥサン)密林の野営地(密営・秘密キャンプ)」出身としたのも同じ脈絡だ。
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