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【時視各角】「セウォル号、本当の殺人犯は別にいる」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
--本当の犯人は誰か。

「秘密のカギは船長と1等航海士が握っている。バラスト水のポンプを担当する機関長も秘密を知る位置にいる。しかし本当の殺人犯は船上ではなく陸地にいる。仁川港で貨物を過剰積載し、満載喫水線をごまかすためにバラスト水に手をつけた人物だ。セウォル号は規定より貨物を2000トン多く積み、運送費8000万ウォン(約800万円)を追加で手にした。船のことを知らずお金に欲を出した人物が本当の殺人犯だ」

--乗客に「船室から出るな」という案内放送があったが。


「小さな船は乗客が片方に寄れば転覆する。しかしセウォル号のように大きな船は違う。乗客の重さをすべて合わせても50トンのコンテナ1本分にもならない。とにかくライフジャケットを着用させて甲板に出さなければいけない。セウォル号の船長が本当に船長かどうかも疑問だ。事故直後にブリッジで清海鎮(チョンヘジン)海運の本社と直接交信した人が実際には力を持つ人物だろう」

--政府の救助対策が批判されている。

「救助の順序から混乱していた。世界海運業界が驚いた部分は、事故海域に大型クレーンが何もせずにじっとしている場面だ。イタリアのコスタ・コンコルディアも引き揚げの準備に6カ月、完全引き揚げまで20カ月かかった。高いリース費用をかけて大型クレーンがあらかじめ来る必要はない」

--どう収拾するべきか。

「首相や長官は海を知らない。現場報告を学習するのも大変だろう。現場の専門家に指令塔を任せるべきだ。米同時多発テロ当時、ニューヨーク消防署長が現場を掌握し、ビンラディン除去作戦には大統領や国務・国防長官ではなく、米統合特殊戦空軍准将が状況を指揮した」



【時視各角】「セウォル号、本当の殺人犯は別にいる」(1)

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