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【社説】安倍内閣の靖国参拝は外交的挑発

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
安倍晋三内閣の一部の閣僚が先日、靖国神社を参拝した。内閣の第2人者である麻生太郎副総理兼財務相ら閣僚3人は春季例大祭(21-23日)を迎え、日帝の侵略的軍国主義の象徴である靖国神社を参拝した。安倍首相は参拝の代わりに供え物を奉納した。

日本の各種侵略戦争の過程で亡くなった人たちを追悼するために建てられた靖国神社には、太平洋戦争のA級戦犯14人も合祀されている。一部の日本人には戦犯が「国のために命を捧げた英霊」に見えるかもしれないが、私たちには周辺国と国際社会に莫大な被害を与えた加害者にすぎない。被害者にわずかでも配慮する謙虚な心を持っていれば、彼らを称える刺激的な行動はしていないはずだ。傷口に塩を塗るような外交的挑発だ。尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官が今週末の訪日計画を電撃的に取り消したのは当然の決定だろう。こういう雰囲気で日本との建設的な会談はできない。

安倍内閣は2月、島根県主催の、いわゆる「竹島の日」行事に中央政府当局者を初めて送った。先月末には、韓国が独島(ドクト、日本名・竹島)を一方的に占拠しているという内容の教科書の検定結果を発表した。今月初めには、独島は歴史的・法的に日本の領土と主張した外交青書を出した。朴槿恵政権の発足を契機に韓日関係改善に対する期待が出ていたが、領土と過去の歴史をめぐる日本の相次ぐ外交的挑発で水の泡となる雰囲気だ。その責任は全面的に安倍内閣にある。


安倍首相は06-07年の首相任期当時、靖国神社を参拝しなかったのは「痛恨」と話してきた。安倍内閣と関係増進を目指すこと自体が無理なのかもしれない。安倍内閣は北朝鮮の脅威を軍事力増強の口実として利用する傾向も見せている。7月の参院選で自民党が勝利する場合、日本の右傾化が加速するという懸念もある。日本がドイツのように過去の過ちを徹底的に反省しない限り、韓日の真の友好と協力は期待するのが難しい。



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