北朝鮮軍最高司令官の金正恩(キム・ジョンウン)は3月の1カ月間、対南脅迫で戦争の雰囲気を形成する高度な心理戦を進めた。停戦協定の破棄、戦争準備宣言の発表、“核で火の海”などの発言もした。先週は開城工業団地への入境制限に続き、平壌駐在の大使館と国際機構に退去を勧告し、危機感を大きく高めた。
情報当局は最近の相次ぐ金正恩の核戦争恐怖を高める言行を分析し、「政府が把握中の金正恩の3段階シナリオが一つずつ実行されている」と述べた。中央日報が報道した3段階のシナリオ戦略(3月13日付3面)と一致しているということだ。3段階シナリオとは、全面的な脅迫心理戦(第1段階)で危機を高めた後、第2段階で外国大使館と国際機構に退去を勧告し、第3段階では空港・デパートなど公共施設に対するテロや局地戦で挑発するのが主要内容だ。シナリオ通りなら金正恩は次の動きは局地戦挑発や公共施設へのテロを敢行する可能性がある。
ミサイル発射後に国際社会の反応をしばらく眺めて核実験を強行した過去のパターンを破り、核・ミサイルカードを同時に取り出す前例のない挑発をする可能性も提起されている。米国領グアムを狙った射程距離3000-4000キロのムスダン級中距離ミサイル発射の兆候と、4度目の核実験準備の兆候が把握されたのが、こうしたシナリオと関係しているという観測が出てくる理由だ。
北の挑発シナリオ第2段階が進行中…今週がヤマ場(2)
情報当局は最近の相次ぐ金正恩の核戦争恐怖を高める言行を分析し、「政府が把握中の金正恩の3段階シナリオが一つずつ実行されている」と述べた。中央日報が報道した3段階のシナリオ戦略(3月13日付3面)と一致しているということだ。3段階シナリオとは、全面的な脅迫心理戦(第1段階)で危機を高めた後、第2段階で外国大使館と国際機構に退去を勧告し、第3段階では空港・デパートなど公共施設に対するテロや局地戦で挑発するのが主要内容だ。シナリオ通りなら金正恩は次の動きは局地戦挑発や公共施設へのテロを敢行する可能性がある。
ミサイル発射後に国際社会の反応をしばらく眺めて核実験を強行した過去のパターンを破り、核・ミサイルカードを同時に取り出す前例のない挑発をする可能性も提起されている。米国領グアムを狙った射程距離3000-4000キロのムスダン級中距離ミサイル発射の兆候と、4度目の核実験準備の兆候が把握されたのが、こうしたシナリオと関係しているという観測が出てくる理由だ。
北の挑発シナリオ第2段階が進行中…今週がヤマ場(2)
この記事を読んで…