朴槿恵(パク・クネ)次期大統領。
中国の挑戦への対応として、米国が2011年11月に発表したのが空・海戦闘(Air-Sea Battle)という新戦略だ。 それは事実上、米中安保関係の新時代開幕を知らせるものだ。 2011年初め、ヒラリー・クリントン国務長官はすでに「米中のG2はない」という言葉で、対中国政策の強硬旋回を予告した。 その延長線で2011年10月にオバマ大統領のアジア旋回(Pivot to Asia)宣言が出てきた。 米国の新戦略には、中国の対艦ミサイル破壊のための海・空軍共同作戦、軍用人工衛星の性能強化、中国海軍艦艇に対するサイバー攻撃能力開発、海・空・海兵隊による中国領内拠点攻撃、新鋭有・無人長距離爆撃機開発という具体的な内容が含まれている。 米国は尖閣諸島に対する中国の挑戦を牽制する意志を確認し、東南アジア国家と多層的な安保協力網を構築する。 米国のこうした安保需要で、この5年間、韓米同盟関係は“最高”を享受した半面、韓中関係は頻繁に不協和音が生じた。
中国は平和崛起の仮面を脱ぎ、米国中心のアジア秩序を中華秩序に変えようと、軍事・外交の両面で挑戦する。 相手に激しく圧力を加える咄咄逼人が中国の新しい戦略フレームだ。 ストロングチャイナの追求だ。 緊張の波高が高い太平洋側から韓半島を眺めれば、北朝鮮問題の解決の見通しは暗く見える。 日米と中国の戦略的利害が衝突すれば、韓国と日本を背後から圧力を加える北朝鮮の戦略的な価値は上がる。
【コラム】「朴槿恵外交」に期待する(2)
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