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韓国ロケット「羅老」の打ち上げカウントダウン停止…全国で落胆とため息

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

10月25日の2次打ち上げの際に全羅南道高興を訪れた観光客(写真=共同取材団)。

29日、全羅南道高興の羅老宇宙センター発射統制棟。予定打ち上げ時間の午後4時を16分後に控え、突然カウントダウンが止まった。時計は16分52秒から動かず、点滅し始めた。韓国技術陣の3、4人がヘッドセットを外して慌しく動いた。まもなく「上段ロケットを点検中に問題が見つかった」という案内放送が流れた。

打ち上げ準備を見守っていた李周浩(イ・ジュホ)教育科学技術部長官の表情が険しくなった。プレスセンターで待っていた取材陣の間でもため息が漏れた。技術陣は問題の部分を点検していたが、解決しなかった。午後4時50分、李長官は結局、打ち上げ延期を発表した。

同じ時間、全羅南道高興郡の宇宙発射展望台。「羅老」(KSLV-1)の打ち上げが延期になったというコメントが出ると、手に太極旗(韓国の国旗)を握りながら「羅老」の飛翔を待っていた住民と観光客およそ1000人は一斉に落胆した表情を見せた。


展望台の下のナムヨル海水浴場で打ち上げを見ようとしていた住民と観光客およそ200人も、海の向こうの宇宙センターをぼう然と眺めていた。一部の観光客は展望台に設置された望遠鏡で16キロほど離れた発射台を見ていた。

釜山から来たチョン・ウネさん(28)は「休みを取って高興まで来たのに残念」とし「より徹底的に準備して必ず宇宙時代を開いてほしい」と話した。

高興の住民は失望感が大きかった。公民館や飲食店に集まってテレビを見ていた住民は「打ち上げ延期」という文字が浮かぶと、一斉にため息をついた。キム・ウンスさん(57)は「何度も打ち上げが延期されるので、大きな問題があるのではと心配になる」とし「次は確実に解決して高興住民の夢をかなえてほしい」と話した。前日から「羅老」打ち上げを見るために高興・麗水・宝城などを訪れた観光客も、重い足取りで引き上げた。



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