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「家畜のように閉じ込められた」…上海感染者の家に2メートルの鉄条網

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

上海市民が家を奪われる危機に置かれ警察と対峙して逮捕される映像。[ユーチューブ キャプチャー]

新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の拡散で都市封鎖令が下されている上海で、防疫当局関係者が一般家庭に鉄条網を設置して議論になっている。

24日(現地時間)、ロイターなどによると、上海防疫当局が新型コロナ感染者が出てきた建物外部に鉄条網を設置して住民の抗議を受けていると報じた。

当局は建物から新型コロナ感染者が1人でも出てきた場合、入口を遮断して高さ約2メートルの緑色の鉄条網を設置し、隔離地域にいる住民は感染したかどうかに関わらず家の外に出られないとロイターは伝えた。


このような措置に中国のソーシャルメディア「微博」では人々の怒りが噴出している。ある人は「人々を家畜のように閉じ込めるためにフェンスを設置するのは我々の権利を無視することだ」という反応を見せた。

また別の人は鉄条網を張ろうとする防疫当局関係者に大声を出す住民の映像を公開し、他の映像では住民たちが鉄条網を取り外そうとする様子も見られる。

当局はこれに対する説明やコメントを出さないでいる。ただし23日、ある地方当局の公示によると、一部地域で強力な検疫を実施していると明らかにした。

ロイターはこの公示に対して事実かどうかを確認することはできないが、その後、上海中心街で緑色の鉄条網が設置されているのを発見したと伝えた。また、保護服を着た警察が上海の道路を遮断して市民に家へ帰るように話しているのを目撃したと報じた。

一方、中国上海の新型コロナ拡散で、9月に杭州で開催予定のアジア競技大会の延期の可能性も出てきている。都市が封鎖された上海は杭州から200キロメートルほど離れている。



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