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米最新空母並みの規模になった中国の新型空母

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

中国初の空母である「遼寧」。[中央フォト]

中国が建造中の新型空母が米海軍の最新空母と似た規模であることが分かった。

海軍専門メディアのネーバルニュースが27日(現地時間)、中国上海江南造船所の衛星写真を分析した結果だ。中国人民解放軍海軍は2010年代半ばからここで003型空母を建造している。中国海軍が003型空母を進水すれば、ロシアから輸入した「遼寧」、中国が開発した「山東」に次いで3隻目の空母となる。

ネーバルニュース側は最近、江南造船所の合成開口レーダー(SAR)衛星映像を確保した。SAR衛星映像は宇宙からレーダーを照射して観測するため夜間や悪天候でも撮影できる。


SAR衛星映像で分析された003型の全長は約320メートルだった。米海軍の原子力空母の最新「ジェラルド・フォード」(333メートル)より13メートルほど短い。幅は約80メートルだった。

中国の2隻目の空母「山東」(全長315メートル、全幅75メートル)のSAR衛星映像と比較すると003型はもう少し大きいことが分かる。

さらに重要な点は、003型の甲板で3列の電磁式カタパルト (EMALS)工事が進行中という点だ。カタパルト(catapult)と呼ばれる発射装置は陸上基地より滑走路が短い空母の甲板から艦載機を発射させて飛ばす装置。

「遼寧」「山東」は発射機を設置する空間が不足し、艦載機が全速力で甲板を疾走して飛び出すスキージャンプ台を設置している。

003型の発射機は蒸気の圧力で動くのではなく磁気浮上列車のように電磁力で走る。EMALSは米海軍の中でも「ジェラルド・フォード」だけに搭載されている。スキージャンプ台より発射機が、蒸気発射機よりEMALSがより多くの艦載機をより速く出撃させることができる。

また、スキージャンプ台から飛行する艦載機の重さと規模には制限がある。このため「遼寧」「山東」は中国海軍が開発したKJ-600空中早期警戒管制機を運用できない。しかし003型はKJ-600を搭載できるため作戦能力が高まると、ネーバルニュースは説明した。

ネーバルニュースは南シナ海から近い中国海軍の海南基地で003型が停泊可能なドックを建設中だと伝えた。



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