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香港メディア「コロナ『震源地』とされる中国湖北の高齢者15万人が消えた」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

中国の国旗

中国で新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)が初めて報告された湖北省で高齢者15万人程度が突然消えたという報道が出た。昨年まで年金を受けていた人々が今年年金受給者名簿から削除されたということだ。

これを受け、中国当局が76日間封じ込めた湖北省武漢の新型肺炎による死亡者数を縮小発表したという疑惑が提起されている。

17日、香港の蘋果日報はラジオ・フリー・アジア(RFA)の報道を引用して、昨年1-3月期湖北省が80歳以上の高齢者に支給する年金名簿から突然15万人余りの名前が消えたと報じた。RFAは湖北省民政部の資料を引用してこのように伝えた。


また、現地の役人たちが高齢者年金名簿から15万人余りの名前が蒸発したことについて説明しないのはもちろん、該当期間行われた葬式と店舗数をメディアや大衆が集計するのも禁止したと明らかにした。

しかし、現地の活動家が当局の色々な公式発表を分析した結果、昨年火葬件数が急増したことを発見したと伝えた。

昨年1-3月期に湖北省で約41万件の火葬が行われたたが、2019年と2018年同期間にはそれぞれ37万4000件と36万件が行われた。公式統計では3万~4万件が増加したわけだ。

だが、中国当局の公式統計によると、武漢の新型肺炎による累積死亡者は3869人だ。中国全域に拡大しても新型肺炎の公式累積死亡者は4636人だ。

現地活動家のリュウシュン氏は昨年1-3月期に湖北省で当局公式発表より少なくとも5倍以上多い人々が死亡したと主張した。

ある匿名の学者は蘋果日報に「高齢化社会に入って毎年高齢者人口が増加する状況で、高齢者の年金申請者数が急激に減ったというのは異常」と指摘した。

蘋果日報はこのRFAの報道が最近新型肺炎の起源調査のために武漢を訪れた世界保健機関(WHO)調査チームが2019年12月武漢ですでに遺伝子序列が異なる13種の変異種ウイルスが拡散したことを確認したというCNNの報道以降出たものだと説明した。

WHOの武漢現地調査チームを率いたピーター・ベン・エンバレク博士はCNNとのインタビューで「ウイルスが武漢で2019年12月に広範にわたって広がっていた」とし、これは当時武漢で感染者が1000人以上だったかもしれないということを意味すると説明した。

これに先立って、香港サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)は今年春節を迎えて武漢で追慕菊が品切れになったと14日、報じた。

中国では旧暦の新年初日深夜12時が過ぎれば昨年世を去った亡者の魂をたたえるためにお線香をたいて白色と黄色の菊を献花する風習があるが、今年武漢では春節日である12日午前に菊が早目に品切れになったということだ。

これを受け、一部では新型肺炎による死亡者数が公式発表より多いのではないかと疑惑が提起されている。



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