1日、キルギス・ビシュケクで開かれた上海協力機構(SCO)首脳会議の期間中、中国の習近平国家主席(中央)とイランのマスード・ペゼシュキアン大統領(左)が立ち話をしている。[写真 イラン政府X(旧ツイッター)]
会談で王外相は「すべての当事者がホルムズ海峡を速やかに開放し、国際海上輸送路の安全と円滑な流れを維持し、国際的なエネルギー輸送とサプライチェーンの安定を保障するため、実効性のある措置を講じなければならない」と促したと、香港のフェニックステレビが報じた。特に「地域内の緊張がイエメンと紅海に拡大することを望んでいない」と強調し、最近のイエメンのフーシ派反政府勢力による紅海封鎖を懸念した。
アラグチ外相は「イランは紛争が続くことを望んでおらず、外交的なチャンネルを通じた解決を追求しながら自国の利益を守ることについて、確固たる立場を維持している」と述べた。続けて「地域諸国との善隣友好関係を発展させていく」とし、「中国が地域の平和と安定のために、より大きな役割を果たすことを期待する」と付け加えた。
この日の会談は、来週24日に予定されているワシントンでの米中首脳会談を前に実現した。これに先立ち、スコット・ベッセント米財務長官は下院金融サービス委員会の公聴会で、中国による対イラン取引支援疑惑について質問を受け、今週末に何立峰・中国副首相との最終準備会談が予定されていると明らかにした。
これに先立ち、習近平国家主席とマスード・ペゼシュキアン大統領は最近2度顔を合わせたが、正式な2国間会談は実現しなかった。1日にキルギス・ビシュケクで開かれた上海協力機構(SCO)首脳会議、12日にインド・ニューデリーで開かれたBRICS首脳会議には両首脳がともに出席したものの、イランが政府のソーシャルメディア(SNS)に2人が立ち話をする写真を公開しただけで、中国側は発表しなかった。
会談が実現しなかったことを受け、イラン国内では中国に対する懐疑論が浮上した。4日、地元メディア「イラン・インターナショナル」は「習主席の冷遇がイランの中国に対する不信を招いた」と題する記事を掲載し、イラン国内の論争を詳しく報じた。今回の会談見送りが「イランの『東方戦略(西側への依存を減らすため、中国とロシアとの緊密な関係を構築する戦略)』に対する不確実性を露呈した」とし、「二国間会談が開かれなかったのは北京の選択だ」と指摘した。
イラン国内の論争にもかかわらず、中国側の立場には変化がなかった。12~13日にニューデリーで開かれた第18回BRICS首脳会議でも、首脳会談はもちろん外相会談も実現しなかった。アラグチ外相はこれに先立つ1日、ビシュケクで王外相と会談したとして、自身のテレグラムに王外相とともに写った写真を掲載した。同じ期間、ペゼシュキアン大統領はビシュケクでロシアのウラジーミル・プーチン大統領と、ニューデリーではインドのナレンドラ・モディ首相と二国間会談を行った。
今年は中国とイランの国交樹立55周年であると同時に、包括的戦略パートナーシップの樹立10周年に当たる。7月初めに行われた最高指導者ハメネイ師の葬儀には、中国から全国人民代表大会副委員長兼中国赤十字会の何維氏が派遣された。
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