北朝鮮は19日、平壌(ピョンヤン)4・25文化会館で金正恩国務委員長が出席した中、労働党第9回大会を開幕したと、朝鮮中央テレビが20日報じた。 [聯合ニュース]
朝鮮中央通信は20日、朝鮮労働党第9回大会が前日に首都の平壌(ピョンヤン)で開幕したと報じた。金正恩委員長は「政治と経済、国防、文化、外交をはじめとするすべての方面で党の決定を成果が出るよう履行することで、注目を引くほどの包括的かつ画期的な成果を成し遂げ、その過程で我々の主体的な力を大きく高めた」と明らかにした。
続いて「特に社会主義建設の基本戦線である経済分野で人民経済発展5カ年計画が基本的に完遂され、主要工業部門の技術下部構造と機能を補強して整備する事業が力強く推進され、わが経済の少なくない分野が長い間の老朽と沈滞から抜け出し、計画的に活力を持って前進できるようにする一定の土台と潜在力が固められた」と強調した。さらに「それだけでなく首都と地方をともに変貌させ、人民の生活で実質的な改善をもたらすための膨大な計画が党的、国家的に強力に推進され、所期の成果を得た」とし、力点を置く「地方発展20X10政策」を強調することも忘れなかった。
これは経済の失敗を自認して開幕した5年前の第8回党大会の時とは完全に異なる態度だ。2021年1月5日の第8回党大会の開会辞で金委員長は「国家経済発展5カ年戦略実行期間が昨年終わったが、掲げた目標はほとんどの部門で達成できなかった」と認めた。
当時は朝米首脳会談が決裂した「ハノイ・ノーディール」後、新型コロナ拡大が重なり、金委員長が対内外的に大きな難関に直面した時期だ。今回の開会辞でも金委員長は「党第8回大会が招集された当時、我々の革命の主観・客観的条件はまさに自体を保存するのも難しいほど厳酷だった。敵対勢力の野蛮な封鎖と制裁策動がさらに強まる中、相次ぐ自然災害と世界的な保健危機状況によってあらゆる分野の発展が抑制され、わが国の安全と人民の安寧が深刻に脅かされた」と当時の困難を振り返った。「今日は将来に対する楽観と自信に満ちて党第9回大会に臨んでいる」と述べながらだ。
金委員長は「対外的に見ても国家の地位を不可逆的に固めることで世界政治構図とわが国に及ぼす影響関係で大きな変化をもたらし、これによって我々の社会主義建設をより一層力強く進めていくうえで有利な条件と環境も用意された」と話した。
これは事実上の核保有国の地位を固めたという意味とみられる。「不可逆的」という表現は、核を放棄することはないという従来の立場の延長線で見ることができる。
また「世界政治構図」「有利な条件と環境」などの言葉は、朝ロ同盟を通じて達成した戦略的地位を誇示するものと考えられる。実際、北朝鮮はロシアの有無形支援を通じて核能力高度化や軍現代化などの目標を達成していて、昨年9月に金委員長が訪中して戦勝節行事に出席しながら朝中関係改善のきっかけも用意した。さらにトランプ米大統領は北朝鮮の核保有を認めるような発言を継続し、金委員長と会いたいという「ラブコール」を送っている。
金正恩委員長「不可逆的な国家地位」…事実上「核保有国」誇示しながら第9回党大会開幕(2)
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