北朝鮮の朝鮮中央通信は金正恩国務委員長が1日に新義州の温室総合農場の竣工式に参加してテープカットをしたと報じた。[写真 朝鮮中央通信=聯合ニュース]
労働新聞によると、金委員長は1日に新義州温室総合工場竣工式の祝賀演説で「代々水害を宿命として甘んじざるを得なかったここに、住民が千年洪水にも耐えられる強固な防壁の保護の中で楽しい労働によって築いていく新しい生活の場がもたらされたのが、本当にうれしく、感無量である」と話した。金委員長は温室農場建設に参加した軍人と青年たちに言及しながら「第9回党大会に贈る誇らしい創造の成果によって、朝鮮革命の最も強力な精鋭部隊、前衛部隊と堂々と言える資格を今一度証明した」と祝った。青年団体である白頭山(ペクトゥサン)英雄青年突撃隊が温室工場建設に参加しただけに、青年世代の体制への忠誠心を強調しようとするものというのが専門家らの分析だ。
金委員長は「われわれは現在、地方の根本的な改変のための重大な変化過程を経過している。新義州温室総合農場の建設は党中央委員会第8期期間に行った最も膨大な事業の中のひとつ」と強調した。金委員長は記念撮影の後、「栄えある母なる党の第9回大会が忠誠の勤労の贈り物を抱いて偉大なわが国家の首都に堂々と入ってくる立派な青年建設者を待っている、平壌で再び会おう」と熱烈に述べたと同紙は伝えた。
この日の竣工式には朴泰成(パク・テソン)首相、崔竜海(チェ・ヨンヘ)最高人民会議常任委員長、趙甬元(チョ・ヨンウォン)、朴正天(パク・ジョンチョン)、李日煥(イ・イルファン)党秘書、努光鉄(ノ・グァンチョル)国防相ら高位幹部が大挙参加した。昨年12月の党会議後しばらく姿を見せず最近党中央委員会本部代表会議で再び姿を見せた金徳訓(キム・ドクフン)党秘書(元首相)も同行した。
新義州は2024年夏の水害による人命・財産被害が大きかった地域だ。金委員長は新義州で行った労働党中央委員会第8期第22回政治局非常拡大会議で社会安全相と平安北道・慈江道(チャガンド)の党責任秘書を更迭し、その後新義州の威化島(ウィファド)に汝矣島(ヨイド)の面積の1.5倍の大きさである大型温室農場を作るよう指示した。
その後北朝鮮は新義州温室農場を地方発展政策の代表的産物として掲げた。昨年2月の着工式後に金委員長はこの地域を5回現地指導するなど力を入れた。昨年11月の現地指導では「不毛の地と呼ばれていたこの島地区が名実ともに地方の発展と地域人民の物質・文化生活の向上を牽引する潜在力の大きい黄金の島に変貌した」と自評したりもした。これに対して水害再建現場に直接関わり民心離反を防ごうとしているとの解釈が出ている。金委員長は先月3日に新年初の現地指導で新義州温室農場の建設現場を訪れている。
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