韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領が10月29日、慶尚北道慶州(キョンサンプクト・キョンジュ)博物館でドナルド・トランプ米国大統領に「天馬塚の金冠模型」を贈呈した後、握手を交わしている。チョン・ミンギュ記者
李在明(イ・ジェミョン)大統領とトランプ大統領は10月29日午後、国立慶州(キョンジュ)博物館で87分間にわたって拡大会談を兼ねた昼食会を行った。続いて開かれたリーダーズ晩餐会でもおよそ2時間を共に過ごした。両者は1泊2日の間に合わせて約207分間を共にしたことになる。
一方、李大統領と習主席は31日と11月1日に開かれたアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議の第1・第2セッションで約4時間、各国首脳を招いた晩餐会で約2時間30分を共にした。さらに1日午後の首脳会談(97分)と親善行事および晩餐(120分)を合わせると、両首脳は2泊3日のあいだにおよそ607分を共に過ごしたことになる。
政府が用意した贈り物も異なっていた。
「黄金マニア」として知られるトランプ大統領には、慶州・天馬塚の金冠模型が贈られた。トランプ大統領はこれを非常に気に入り、「自らエアフォースワンに積み込んで持ち帰る」と語ったという。
習主席への贈り物は、ボンビジャ(本榧樹)という木材で作られた碁盤と、螺鈿(らでん)細工の真珠母円形盆だった。両首脳ともに囲碁を好み、また2014年の習主席の訪韓時に韓国側が囲碁の碁石を贈っていた点が考慮されたという。
米国国賓昼食会では「ピースリリー」で会場が飾られ、「PEACE!(平和)」と書かれたデザート皿が登場し、トランプ大統領の「ピースメーカー」としての自負を際立たせた。
中国国賓晩餐会では、国交樹立33周年を象徴する三色のメジャッカ(韓国伝統菓子)と三色の果物が用意され、両国の国交33周年を記念する意味が込められた。
この記事を読んで…