ホホジロザメ。[写真 EPA=聯合ニュース]
10月1日(現地時間)、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)の報道によると、海洋学者マウリシオ・オヨス博士は先月27日「ガラパゴスザメ」の攻撃を受けた。オヨス博士は企業型漁船からサメを保護するため、コスタリカ本土から約640キロ離れた海域でサメの移動様態を分析する研究を行っていた。
スキューバダイビング装備を身につけたオヨス博士が水深3〜4メートルほどの場所で体長約2.7メートルのガラパゴスザメと遭遇した時には、特に危険はなかった。そこでサメ個体識別用のタグを背びれに命中させたが、直後に状況は一変した。
タグに驚いたサメが1メートルほど前方で突然体の向きを変え、口を開けたままオヨス博士に向かって突進し、博士の頭部に容赦なくかみついた。博士はNYTに「1秒もかからずに私の頭全体がサメの口の中にすっぽり入った」と語り、頭蓋骨から亀裂音がしたのを聞いたと話した。
サメはすぐに口を離したが、オヨス博士はその時から命の危険を感じた。サメが触れたダイビングマスクに血と水がいっぱいに広がり、エアタンクに連結されていたホースは裂けていた。博士は視界がぼやけていたが、かすむ影を通じてサメが遠ざかったことは感じ取れたという。
オヨス博士は空気が漏れる中で出血にも耐え、どうにか水面に浮上した。幸いにも仲間の助けでボートに引き上げられ、そのまま近くの島へ運ばれた。
オヨス博士はサメの歯が頭皮と顔の肉をえぐって裂いた27カ所の傷を縫合する処置を受けた。現在はコスタリカの首都サンホセの病院で、あごの治療のための手術を待っている。
オヨス博士は当時の状況について「息ができないことが一番の心配だった」とし「空気を吸い込もうとしたが、うまくいかなかった」と振り返った。そして「すべてがスローモーションのようだった」としながらも「しかし気持ちは落ち着いていて、どうすべきかをずっと考えていた」と付け加えた。
30年間サメの研究に従事してきたオヨス博士がサメにかまれたのは今回が初めてだ。博士は「サメは防御しようとして私をかんだだけで、自分の空間に私が入ってくることを望まなかった」とし「サメが怖がったのであって、サメのせいではない」と語った。
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