韓米首脳会議に出席するため訪米した韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領と金恵景(キム・ヘギョン)夫人が24日(現地時間)、アンドルーズ統合基地に到着し、大統領専用機から降り立っている。キム・ヒョンドン記者
李大統領は同日午後2時52分、ワシントンD.C.アンドルーズ統合基地を通じて米国入りした。李大統領は濃い色のスーツ姿に「国民統合」を象徴する三色ネクタイを締め、金恵景(キム・ヘギョン)夫人は淡い桃色のツーピース姿だった。事前に米国に渡って実務協議を行っていた趙顯(チョ・ヒョン)外交部長官とイ・ジュンホ駐米大使代理夫妻が空港に来て李大統領夫妻を出迎えた。米国側からはアビー・ジョーンズ国務省儀典長代理(副儀典長)、米空軍ワシントン本部のジョシュア・キム大佐らが李大統領の訪米を歓迎した。
李大統領はこの日夕方、在米同胞との晩餐を皮切りに2泊3日の訪米日程をこなす。特に25日にはドナルド・トランプ大統領との初の韓米首脳会談が予定されている。会談では7月末に妥結した関税交渉の追加協議をはじめ、在韓米軍の戦略的柔軟性など大きな懸案について幅広い議論が行われる見通しだ。
安全保障イシューの中では、戦時作戦権の転換問題や国防費増額など敏感な案件が扱われるのではないか関心が集まっている。原子力協定改正の議論を含め、韓米間の原子力分野協力の拡大策への言及の有無も注目されている。これに関連して、魏聖洛(ウィ・ソンラク)国家安保室長は「両国の経済通商分野をどう安定化させるか、韓米同盟をどう現代化するか、どう新たな協力の領域を切り拓くか、この3つが主要な議題だ」と前日、東京で開かれた記者懇談会で紹介した。
李大統領は首脳会談の後、両国財界人が参加する「ビジネス・ラウンドテーブル」行事、米シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)の招待講演などの予定をこなす計画だ。また、訪問最終日の26日にはペンシルベニア州フィラデルフィアに移動し、ハンファオーシャンが買収したフィリー造船所を視察する。
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