2019年12月4日、英ワトフォードで開催されたNATO首脳会議の朝食食で、当時のストルテンベルグNATO事務総長と並んで座ったトランプ米大統領(右) [ロイター=聯合ニュース]
同紙は匿名の情報筋を引用し「トランプ大統領はノーベル賞を希望し、同時に関税について議論することを望んだ」と伝えた。北大西洋条約機構(NATO)事務総長を務めたストルテンベルグ財務相は14日、ロイター通信に対し、電話があった事実を認めながらも、トランプ大統領がノーベル平和賞に言及したかどうかについては答弁を拒否した。
トランプ大統領は1期目当時から自身の外交的成果を強調しながらノーベル平和賞に関心を見せてきた。特にノーベル平和賞を受賞した歴代米国大統領4人のうち現職では唯一就任約9カ月後に受賞したオバマ元大統領に対する不満を表しながら「私はオバマよりも資格がある」という主張を繰り返してきた。
15日に米アラスカでロシアのプーチン大統領と会うトランプ大統領がウクライナ戦争停戦のための顕著な成果を出す場合、自分が受賞するべきという考えをさらに強めるはずという見方も出ている。すでにパキスタン、イスラエル、カンボジア政府などがトランプ大統領のノーベル平和賞受賞を支持し、ノルウェーノーベル委員会に候補として公式推薦した。
ホワイトハウス内部でも最近、ノーベル平和賞への言及が増えているという。NBCの14日の分析によると、ホワイトハウスのレビット報道官は先月4回の公式ブリーフィングのうち3回もトランプ大統領は受賞の資格があるという発言をした。トランプ大統領も2期目に入って自身のソーシャルメディアにノーベル賞関連の投稿を7回しているが、うち6回が今年6月と7月に集中した。
NBCは「トランプ大統領にとってノーベル平和賞受賞のための最大のチャンスは今週訪れる」とし「ウクライナに公正な条件で停戦を引き出せば、これはオバマ大統領やバイデン大統領も果たせなかった外交的快挙となる可能性がある」と報じた。ノーベル平和賞はスウェーデン王立科学アカデミーが主管する他の賞とは別に、ノルウェーノーベル委員会が受賞者を選定して毎年10月に発表する。
この記事を読んで…