米国のドナルド・トランプ大統領の外国産自動車に対する25%関税賦課施行を控えた1日、仁川富平区(インチョン・プピョング)の韓国GM富平工場の様子。[写真 聯合ニュース]
1日、韓国産業通商資源部によると、3月の韓国の輸出額は582億8000万ドル(約8兆7300億円)で1年前より3.1%増加した。今年2月(0.7%)に続いて2カ月連続でプラス成長を継続した。一日平均輸出も前年同月比5.5%増となる26億5000万ドルを記録した。輸入(533億ドル)は2.3%増え、貿易収支は49億8000万ドルの黒字となった。
対米輸出の成長が目につく。対米輸出はドナルド・トランプ氏の大統領当選直後だった昨年12月から4カ月連続で対中輸出を上回って輸出地域のうち1位になった。先月は前年同月比2.3%増となる111億3000万ドルで、歴代の3月対米輸出額で最も多かった。米国の本格的な関税賦課を控えて「輸出前倒し」や一時的な注文拡大などによる影響があったという分析だ。
米国が相互関税賦課の核心根拠として主張する対米貿易黒字もかえって増えた。先月の対米黒字は先月57億5000万ドルで、1年前(49億ドル)に比べて17.3%増加した。先月輸出が増えた反面、対米輸入額が減少(9.8%)した影響だ。産業通商資源部関係者は「国際原油価格下落の影響でLNGや原油など対米エネルギー輸入額が減った影響とみられる」と説明した。1-3月期の対米累積黒字額も133億9000万ドルで前年同期(132億1000万ドル)比1.4%増加した。トランプ大統領が関税を武器に対米貿易黒字国に対する攻勢を継続している状況で黒字幅拡大は今後交渉に不利な要因として作用する可能性がある。
韓国貿易協会国際貿易通商研究院のチャン・サンシク院長は「関税賦課を控えて米国の輸入業者が今後の需要を考慮して在庫確保次元で輸入物量を増やす動きが現れている」としつつも「本格的に関税が賦課されれば対米輸出と貿易黒字は鈍化する可能性が高い」と説明した。
反面、対中輸出額(100億9000万ドル)は4.1%減少した。先月に続いて2カ月連続で東南アジア諸国連合(ASEAN)市場(103億2000万ドル)にも押される勢いだった。産業通商資源部は「対中輸出の場合、半導体が最も大きな部分を占めているが、DDR4・NAND型フラッシュメモリーなど汎用半導体市場の競争が激化して、価格下落が続いて輸出不振が続いている」と説明した。
一方、先月韓国の15大主力輸出品目のうち7品目の輸出が1年前より増加した。特に半導体輸出はHBM・DDR5など高付加価値メモリーの好調に支えられて11.9%増となる130億6000万ドルを記録した。自動車輸出はグローバルキャズム(需要停滞)の余波で電気自動車(EV)輸出が大きく減少(-39.4%)したが、ハイブリッド車・内燃機関車の輸出が増加して全体的に1.2%増加した62億ドルとなった。船舶輸出も2023年12月(37億ドル)以降、15カ月ぶりとなる最大実績(32億ドル、51.6%)を記録した。先月から米国が25%関税を賦課し始めた鉄鋼の場合、前年比10.6%減となる25億8000万ドルだった。産業通商資源部貿易投資室のパク・ジョンソン室長は「4月以降も不確実性が続くものとみられる。官民がワンチームを組んで乗り越えていきたい」と話した。
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