バイデン大統領
米商務省はこの日、韓国を含んだ20カ国の同盟国と協力国を除いた国を2つに分けてAI半導体輸出を統制すると明らかにした。これによると、韓国のほかにオーストラリア、ベルギー、カナダ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、日本、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、スペイン、スウェーデン、台湾、英国はAI半導体の販売に制約がない。
これに対し中国、ロシア、北朝鮮などの20カ国ほどの「懸念国」に対しては既存の輸出統制を維持するようにした。2つのグループに入らない残りのほとんどの国に対しては米国から輸入できる半導体の数に限度を設定する予定だ。
この場合にも米当局の保安基準をクリアしなければならないが、「国別に検証された最終使用者(NVEU)」の地位を申し込んで通過すればその後2年間は先端グラフィック処理装置(GPU)32万個相当を購入できる。
ただ先端GPU約1700個までは購入注文時に別途の許可は必要ない。国別販売限度にもこれを算入しないことにした。大学や研究機関などでAI半導体を使う際の購入手続きを簡素にするためだ。
今回の措置と関連し、レモンド米商務長官は「米国の技術的リーダーシップを守り世界的に信頼できる技術生態系を作るのに助けになるだろう。AIと関連した国家安全保障リスクから自らを保護できるようにさせるだろう」と明らかにした。
サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は「米国のAIが世界的に拡散するよう促進しながら、先進AI学習インフラが米国と米国の同盟国にあり続けるようにする措置」と話した。今回の措置は120日間のヒアリング期間を経て施行される。20日に発足する第2次トランプ政権で内容を修正できるという意味だ。
韓国では今回の措置に対する懸念も少なくない。関連業界では「中国へのアクセス性が遮断されれば韓国企業の期待収益が損害を受けるだろう」との見通しが出ている。
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