LG化学大山工場。[写真 LG化学]
韓国の石油化学業界は2020年以降中国の大規模ナフサ分解設備(NCC)増設で直撃弾を受けた。「産業のコメ」と呼ばれるエチレン生産能力は2020~2024年に世界で4500万トン増えたが、このうち中国が2500万トンで55.6%を占めた。ここに中東まで石油化学分野投資を拡大しており汎用製品の競争はさらに激しくなった。エチレン生産能力は中国と中東を中心に2026~2028年には約4000万トン増える見通しだ。韓国国内でもサウジアラビア国営石油企業アラムコと子会社であるエスオイルが「シャヒンプロジェクト」で2026年に蔚山(ウルサン)で年間エチレン180万トンを追加で生産する計画だ。
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