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俳優チャン・グンソクさんの母親の会社、域外脱税の税金訴訟で2審も敗訴

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

俳優チャン・グンソク。[インスタグラム キャプチャー]

俳優のチャン・グンソクさん(37)の母親が作った芸能事務所が、域外脱税で摘発されて追加で賦課された税金の取り消しを求めて課税当局に行政訴訟を起こし、2審でも敗訴した。

19日、法曹界によると、ソウル高裁行政8-3部(部長シン・ヨンホ、チョン・チョンニョン、チョ・ジング)は6日、株式会社ボムボム(旧ツリージェイカンパニー)が江南(カンナム)税務署長とソウル地方国税庁長を相手に出した法人税賦課処分など取り消し請求訴訟の控訴審で1審同様、原告敗訴の判決を下した。

ツリージェイカンパニーは、チャン・グンソクさんのマネージメントを行った芸能事務所で、母親のチョン氏が設立者で筆頭株主の会社だ。2020年12月に社名をボムボムに変え、翌年3月にはチョン氏が代表理事を辞任し、チョン氏の姉が社内理事兼代表理事になった。


同社は2016年の税務調査で2012年の収入額53億8000万ウォン余りを海外口座で管理し、申告しなかったことが明らかになった。会社側は税務調査が始まった直後、申告漏れの金額分の法人税を自主的に納付したが、当局は不正過少申告加算税を含め3億2000万ウォン余りを追加納付するよう告知した。

これに対し、同社は2019年10月に「法人税を脱税する意図はなく、単純に課税標準を過少申告したに過ぎない」とし、行政訴訟を起こした。

1審は「原告は課税官庁が追跡しにくいチョン氏の海外口座で法人の収入金額を受け取りながら、その内容を会計帳簿に記載せず、それに関する法人税や付加価値税も申告せず、租税回避が行われた」とし、税務当局の主張を認めた。2審も「原告が海外口座を通じて隠匿した売上額が約53億ウォンに及び、これに伴い国家の租税収入が減少し、原告もこれに対する認識があった」として1審の判断を維持した。

チャン・グンソクさんの母親のチョン氏は、ツリージェイカンパニー所属だったチャンさんが海外の活動で得た収入を香港などで引き出したり使用する形で数十億ウォン台の所得申告を怠り、合計18億ウォン余りを脱税した容疑で在宅起訴され、2021年1月の1審で懲役2年6カ月、執行猶予4年、罰金30億ウォンを言い渡された。チョン氏の刑事事件は1審の通り確定した。チャン・グンソクさんはチョン氏の起訴当時、「母の独断的な経営で起こったこと」とし、当時の所属事務所で起きた脱税と関わりがないという立場を示した。



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