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<サッカー>李康仁が立証、中国の「恐韓症」は不治の病

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

李康仁(イ・ガンイン) [五輪写真共同取材団]

11大会連続ワールドカップ(W杯)本大会戦進出に挑戦するサッカー韓国代表が北中米W杯アジア2次予選を無敗で通過した。密集守備をする中国を相手に李康仁(イ・ガンイン、パリ・サンジェルマン)が貴重なゴールを決めて勝利した。

金度勲(キム・ドフン)臨時監督が指揮棒を握った韓国代表(FIFAランキング23位)は11日、ソウルW杯競技場で行われた北中米W杯アジア2次予選C組最終戦で、後半16分に李康仁がゴールを決めて中国代表に1-0で勝利した。すでに組1位で3次予選進出を決めていた韓国は、この日の中国戦を含めて2次予選6試合を5勝1分け(20得点1失点)で終えた。

中国サッカーが韓国との対戦で勝てない状況をいう「恐韓症」も続いた。今回の勝利で韓国は中国との対戦成績を23勝2敗13分けとした。「ホーム」ソウルW杯競技場の中国戦無敗記録も10試合(5勝5分け)となった。前日に中国渭南で行われた親善試合でU-19(19歳以下)代表が中国に0-2で敗れた借りを先輩たちが返した。


中国は「打倒韓国」のためにフェルナンジーニョ、アラン、エルケソンら3人のブラジル出身FW-をエントリーに含めたが、特に効果はなかった。アランとエルケソンは出場せず、フェルナンジーニョは特に活躍もなく後半24分に武磊と交代した。韓国との2試合で共に敗れた中国は2次予選を2勝2敗2分けの勝ち点8で終えた。韓国との最終戦で勝ち点を追加できなかったが、かろうじて組2位を維持して3次予選出場権を獲得した。タイと勝ち点で並んだが、直接対決で勝利した結果だ。

金度勲監督は孫興慜(ソン・フンミン、トッテナム)-黄喜燦(ファン・ヒチャン、ウルバーハンプトン)-李康仁が共に攻撃を率いる3トップ戦術を稼働させた。勝利よりも無失点に焦点を合わせて密集守備を見せた中国の守備陣を揺さぶるための戦略だった。持ちこたえながら逆襲を中心に反撃する中国の戦略が成功し、前半は共に得点なく終わった。

雰囲気が変わったのは後半16分にストライカーの朱敏圭(チュ・ミンギュ、蔚山)を投入した直後だった。黄喜燦を右サイドに、右サイドの李康仁を中央に移動配置した戦略が得点に結びついた。選手交代の直後、速攻のチャンスで左サイドを突破した孫興慜がゴール前にクロスを入れ、相手選手に当たってボールが流れると、走り込んできた李康仁が左足で決めた。得点の直後、李康仁はガッツポーズをして喜んだ。観客席を埋めた6万4935人のファンの叫びが競技場に響いた。

得点に成功した韓国はその後、波状攻勢で追加ゴールを狙った。競り合いに強いFW朱敏圭が前方でポストプレーをし、両サイドを中心に突破のチャンスが続いた。左サイドを崩す孫興慜の突破があるたびに観客席からは歓声が上がった。

孫興慜は前半終了直前、競技場の南側スタンドに集まった中国のファンと軽い神経戦を見せた。ヤジを飛ばす相手ファンを眺めて笑った後、指で「3-0」として見せた。昨年11月の中国深センで行われた対戦の結果(韓国3-0勝利)を再現するという意志の表現だった。

予告した3ゴール差の勝利はならなかったが、孫興慜は李康仁の決勝ゴールに関与して役割を果たした。127試合目のAマッチをフルタイムで消化し、歴代出場試合数順位で李栄杓(イ・ヨンピョ)と並んで4位タイとなった。Aマッチ通算得点は48得点のままで、黄善洪(ファン・ソンホン)大田(デジョン)監督が保持する通算2位記録(50得点)の更新は先延ばしになった。

韓国は9月に始まる北中米W杯アジア3次予選を控え、FIFAランキング基準上位1-3位に与えられるトップシードを確保した。共にシードを受けた日本(18位)とイラン(20位)を避けることになった。3次予選は18チームが3組に分かれてグループリーグを行い、各組1・2位の6チームが本戦行きチケットを握る。各組3・4位の6チームはプレーオフをする。



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