北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長が５期目に入ったロシアのプーチン大統領に就任を祝う親書を送った。

朝鮮中央通信は８日、「金正恩同志がロシア連邦大統領の就任式に合わせてウラジミール・プーチン同志に親書を送った」と報じた。今回の親書は在ロシア北朝鮮大使館を通じて伝えられた。

続いて「金正恩同志は親書でロシア連邦大統領に就任したプーチン同志をもう一度熱烈に祝賀し、ロシア国家と人民のための責任ある事業で立派な成果があることを祈願した」と伝えた。


金委員長は３月１５日から３日間行われたロシア大統領選挙でプーチン大統領が圧勝して５回目の当選が確定すると、３月１８日にも祝電を送った。

金委員長とプーチン大統領は昨年９月の朝ロ首脳会談以降、両国が多方面で協力していると強調し、国際社会の懸念にもかかわらず密着した関係を誇示している。

米国政府は２日（現地時間）、ロシアが今年に入って国連安全保障理事会（安保理）北朝鮮制裁決議で規定した年間供給限度を超える精製油を北朝鮮に提供したと公開した。これは北朝鮮がロシアに弾薬や弾道ミサイルなどを大量に供与したことに対する反対給付レベルの提供とみられると、米国は指摘している。