拡大一途のG2格差、激変の北東アジアの未来
自国優先主義、新保護主義拡大、新冷戦時代という三角波が押し寄せる懸念が大きくなっている。コロナ禍が国際秩序と世界的覇権競争の変曲点になった現在、中国経済が逆走して東アジアの地政学的リスクも大きくなっている。実体と金融の両面で米国経済の独歩的好況の中で中国の長期沈滞の懸念と日本の復活の兆しが対照を見せる。先週米連邦準備制度理事会(FRB)の今年の経済成長率見通し上方修正とともに年内の3回の利下げを予告し好材料が重なる中で米日の株価は過去最高を更新した。これに対し中国・香港の証券市場は過去最高値の半分水準まで下落した。
【コラム】拡大一途のG2格差、激変の北東アジアの未来(2)
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