黄大憲(ファン・デホン)選手が2022北京冬季オリンピック・ショートトラック男子1500メートル決勝で1位ゴールインする様子。キム・ギョンロク記者
KSUは25日、「16日、17日に行われた2024国際スケート競技連盟(ISU)ショートトラック世界選手権男子1500メートル決勝および1000メートル決勝で発生した韓国家代表のパク・ジウォンとファン・デホンの衝突に関連し、故意性およびチームキルをめぐる調査を終えた」とし「競技での相次ぐ衝突と関連し、ショートトラック専門家らで調査委員会を構成して22日にこの競技の衝突映像を分析する一方、関連選手および代表指導者に対する調査を実施した」と明らかにした。
続いて「調査の結果、代表選手間の相次ぐ衝突は『故意性が全くなく、チームキルの意図も全くなかった』ことを確認した」という結論を出した。
ファン・デホンが代表の先輩パク・ジウォンに反則をしたのは今季すでに3回目。昨年10月のW杯1戦1000メートルの2次レース決勝でも、ファン・デホンは前にいたパク・ジウォンを後から押した。審判陣はファン・デホンにイエローカードを出した。イエローカードは危険な反則をした場合に与えるペナルティで、同大会での別のすべてのポイントが没収される。
世界ランキング1位のパク・ジウォンは今大会をノーメダルで終え、選手生活の危機を迎えた。KSU規定に基づくと、世界選手権最上位入賞者は国家代表に自動選抜されるが、パク・ジウォンは今大会ノーメダルだったため、来月開催される国内選抜戦に出場しなければならない。選抜戦は国際大会に劣らず激しい勝負となる崖っぷちの舞台だ。
KSUは「国家代表選手は1年間で最も権威のある世界選手権で金メダルを獲得することで、その間の努力の証明を受けようとする。世界最高レベルの技量を保有する韓国選手間の衝突は極めて残念であり、記録でなく個人間の順位競争が激しくなるしかないショートトラック種目の特性上、選手間の衝突は偶発的に発生しうる要素であり、今回の衝突もその延長線上にあるという結論を出した」と述べた。
一方、ファン・デホンはKSUで「故意ではないが自分のプレーのため(パク)ジウォン先輩に被害を及ぼすことになり本当に申し訳なく思う。1500メートルの競技が終わってすぐに先輩のところに行って謝罪した。1000メートルの時は訪ねる機会がなかったが、本当に申し訳なく思っている。先輩が所属チームの練習を終えて日本から帰国すれば直接訪ねて謝る。またプレースタイルを補完して国家代表選手としてより良い姿を見せたい」と話した。
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