韓国統計庁が17日に発表した人口推計によると、50年後の2072年に韓国の総人口は3600万人台になるという。さらに驚くべきなのはこの予測が合計特殊出生率を1.0と仮定した点だ。しかし出生率が現在と同水準の0.7~0.8人台ならば3000万人以下に落ちるだろうという。韓国は昨年24万6000人が生まれ合計特殊出生率0.78を記録した。出生率下落傾向が現在のように続けば50年後の人口は2000万人台中盤に落ちるようだ。
15~64歳の生産年齢人口も50年後には現在の45.8%となる。0~14歳の幼少年人口は6%台に減り、65歳以上の高齢人口は50%に迫り極端な超高齢社会に進入することになる。生産年齢人口100人当たりの扶養人口は104.2人になる見通しだ。すべてが経済協力開発機構(OECD)38カ国で最悪の記録だ。そして統計庁は韓国人の期待寿命は2072年に91.1歳になり世界で最も長く生きる国になるものと予想する。
以上の予測を見ると現在のままでは韓国は50年後に人口が半分に減り、経済活動人口は半分にも満たない。生産性も低くなり2042年になれば経済成長がマイナスを記録すると予想された。統計庁はこうした傾向ならば100年後には人口が2000万人にも満たなくなるだろうと予想した。
◇決まった暗鬱な未来
こうした予測は統計庁が仮定した小説ではない。決まった未来だ。人口予測は出生率と死亡率が決まれば自ずと計算される数字だ。ただ別に外国人流入と海外に出て行く数字があるだけだ。考えただけでもぞっとする未来だ。国はほとんど半分に減り、1人の生産人口が1人の高齢者を扶養することになる。年金はすでに枯渇しているだろうし、税金は収入の50%以上を出さなければならないだろう。
このまま行けば韓国は100年後に地球上から消滅するほかない。いまでも厳しいのに2000万人にもならない人口で強大国の隙間に挟まれ生き返ることはできない。まずそれよりも先に北朝鮮よりも小さい国になっているだろう。研究開発はだれがして、生産はだれがするというのか。さらに進んで国防はだれがするというのか。このまま行けば時間は金正恩(キム・ジョンウン)の味方になりそうだ。統計庁によると北朝鮮の出生率は1.61程度という。もうこれ以上ためらうことはできない。特段の対策を準備しなければならない。
最初に、出産奨励策は持続して展開しなければならない。一部では出生率が反騰した例はないとしてあきらめるような話をするが、フランスのように出生率を回復し1.8水準を維持する国もある。「出産は家庭で、養育は国でする」という気持ちで積極的に施行しなければならない。特に女性の「育児と職場の両立」に向けた支援を惜しんではならない。保育施設を大幅に増やし安心して子どもを預けられるようにしなければならない。
◇女性の結婚後のキャリア断絶なくさなくては
2番目に、経済活動人口を伸ばさなければならない。人口減少を心配する理由は経済活動人口減少のためだ。現在高齢者の年齢は65歳になっているが、いまの65歳は青年だ。10年増やして75歳にしても何の支障もないだろう。職場ごとに定年を10年ずつ伸ばさなければならない。現在の韓国は労働力難といいながら熟練した人材を早期にリタイアさせる矛盾を継続している。定年を一気に伸ばすの難しいので日本のように徐々に延長すれば良さそうだ。定年を1年延長すれば経済活動人口が数十万人増えるだろう。
3番目に、女性人材活用だ。韓国の女性の経済活動参加率は2022年に54.6%を記録している。これは人口減少時代に追加で活用できる人材が多いという意味でもある。女性の活動を10%だけ上げても経済活動人口は数十万人増える。幼いときには男女分け隔てなく誠意を持って育てる。ところが結婚後には大事な人材を遊ばせているのはとてももったいない。最大の原因である「結婚後のキャリア断絶」を体験させないように支援しなければならない。
【コラム】50年後には人口半減、破格に外国人流入させなくては=韓国(2)
15~64歳の生産年齢人口も50年後には現在の45.8%となる。0~14歳の幼少年人口は6%台に減り、65歳以上の高齢人口は50%に迫り極端な超高齢社会に進入することになる。生産年齢人口100人当たりの扶養人口は104.2人になる見通しだ。すべてが経済協力開発機構(OECD)38カ国で最悪の記録だ。そして統計庁は韓国人の期待寿命は2072年に91.1歳になり世界で最も長く生きる国になるものと予想する。
以上の予測を見ると現在のままでは韓国は50年後に人口が半分に減り、経済活動人口は半分にも満たない。生産性も低くなり2042年になれば経済成長がマイナスを記録すると予想された。統計庁はこうした傾向ならば100年後には人口が2000万人にも満たなくなるだろうと予想した。
◇決まった暗鬱な未来
こうした予測は統計庁が仮定した小説ではない。決まった未来だ。人口予測は出生率と死亡率が決まれば自ずと計算される数字だ。ただ別に外国人流入と海外に出て行く数字があるだけだ。考えただけでもぞっとする未来だ。国はほとんど半分に減り、1人の生産人口が1人の高齢者を扶養することになる。年金はすでに枯渇しているだろうし、税金は収入の50%以上を出さなければならないだろう。
このまま行けば韓国は100年後に地球上から消滅するほかない。いまでも厳しいのに2000万人にもならない人口で強大国の隙間に挟まれ生き返ることはできない。まずそれよりも先に北朝鮮よりも小さい国になっているだろう。研究開発はだれがして、生産はだれがするというのか。さらに進んで国防はだれがするというのか。このまま行けば時間は金正恩(キム・ジョンウン)の味方になりそうだ。統計庁によると北朝鮮の出生率は1.61程度という。もうこれ以上ためらうことはできない。特段の対策を準備しなければならない。
最初に、出産奨励策は持続して展開しなければならない。一部では出生率が反騰した例はないとしてあきらめるような話をするが、フランスのように出生率を回復し1.8水準を維持する国もある。「出産は家庭で、養育は国でする」という気持ちで積極的に施行しなければならない。特に女性の「育児と職場の両立」に向けた支援を惜しんではならない。保育施設を大幅に増やし安心して子どもを預けられるようにしなければならない。
◇女性の結婚後のキャリア断絶なくさなくては
2番目に、経済活動人口を伸ばさなければならない。人口減少を心配する理由は経済活動人口減少のためだ。現在高齢者の年齢は65歳になっているが、いまの65歳は青年だ。10年増やして75歳にしても何の支障もないだろう。職場ごとに定年を10年ずつ伸ばさなければならない。現在の韓国は労働力難といいながら熟練した人材を早期にリタイアさせる矛盾を継続している。定年を一気に伸ばすの難しいので日本のように徐々に延長すれば良さそうだ。定年を1年延長すれば経済活動人口が数十万人増えるだろう。
3番目に、女性人材活用だ。韓国の女性の経済活動参加率は2022年に54.6%を記録している。これは人口減少時代に追加で活用できる人材が多いという意味でもある。女性の活動を10%だけ上げても経済活動人口は数十万人増える。幼いときには男女分け隔てなく誠意を持って育てる。ところが結婚後には大事な人材を遊ばせているのはとてももったいない。最大の原因である「結婚後のキャリア断絶」を体験させないように支援しなければならない。
【コラム】50年後には人口半減、破格に外国人流入させなくては=韓国(2)
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