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韓国の高齢者貧困率、OECD1位の「屈辱」…76歳以上の半分が貧困層

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国の高齢者貧困率が経済協力開発機構(OECD)の1位となった。特に76歳以上は52.0%で、2人に1人以上が貧困層に属した。

19日、OECDが最近公開した報告書「ひと目でわかる年金2023」(Pensionataglance2023)によると、2020年基準で韓国の66歳以上の高齢者人口の所得貧困率は40.4%で、OECD加盟国の平均(14.2%)より3倍近く高かった。次に高いエストニア(34.6%)、ラトビア(32.2%)は30%台を推移し、日本(20.2%)と米国(22.8%)は韓国の半分水準に過ぎなかった。アイスランド(3.1%)、ノルウェー(3.8%)、デンマーク(4.3%)、フランス(4.4%)など、主に北欧や西欧諸国は一桁にとどまった。

OECD加盟国のうち、高齢者の所得貧困率が40%台に達するほど高い国は韓国しかない。


年齢別には、66歳以上の高齢人口のうち66~75歳の高齢者所得貧困率は31.4%であることに比べ、76歳以上は52.0%で2人に1人以上が貧困層に属した。性別では66歳以上の韓国女性の所得貧困率は45.3%で、男性(34.0%)より11.3%高かった。OECD平均は男性11.1%、女性16.5%だった。

特に、韓国の高齢者は他の国より雇用率が高いにもかかわらず、仮処分所得が低かった。昨年基準で韓国の65~69歳の雇用率は50.4%で、OECD加盟国の中で日本(50.9%)に続き2番目に高かった。該当年齢帯のOECD平均雇用率は24.7%だった。しかし、韓国の高齢者人口の仮処分所得は、全体人口の平均仮処分所得の68.0%でOECD加盟国の中で最も低かった。OECDの平均は88.0%だ。

階層間の所得も不平等な傾向を見せた。66歳以上の高齢者人口の可処分所得のジニ係数は0.376で、OECD平均(0.306)より高かった。ジニ係数とは、1に近いほど不平等を意味する。

OECDは「韓国の年金制度はまだ未熟な水準で、高齢者が受け取る年金は非常に低い水準」と評価した。



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